2006年 01月 14日
「戦後」はまだ終わっていないみたいですね。
 子どもの朝食作ってから2度寝。散歩後、家事&パソ&帳簿付け準備。合間に読書。昨日図書館で借りてきた日米関係、経済関係の本を。「ならずもの国家アメリカ」(クライド・プレストウィッツ著・講談社刊)、タイトルは挑発的だけど、理知的で冷静にアメリカと日本、そして世界の関係を分析してる。

 戦後日本がゆがんだ形で発展した原因、大きなものは日本を共産主義の防波堤にしようとしたアメリカの思惑によるものだそうだ。日本をアメリカの忠実な属国にするために、日本のアジア侵略、太平洋戦争の戦争責任について十分に吟味しないまま(特に日本国内の早期の安定を優先するために、昭和天皇や官僚たちの責任について不問としてしまったこと)、今日まできてしまったことが大きい、とありました。先の大戦を総括し、正すところは正していかないと、今後も中国等からその部分について責められるだろうともありました。全くそのとおりだと思います。
 大東亜共栄圏の思想について、ある意味先見の明もあったんだとも思いますが、先だって読んだ「太平洋戦争とは何だったのか」にもあったように、その実現のプロセスに大きなミステイクがあったんだと思います。それはわれわれ日本人の未熟さによるものだったんだと思いますし、そこを直視して反省していかないことには、60年前と同じかそれ以上に未熟かもしれない今の日本の未来はやばいんじゃないでしょうか。外交の諸問題に関してアメリカにおんぶにだっこだったこれまでの60 年はそれで済んでましたが、このままだと今後アメリカは急速に国力が衰えていくでしょう(今回のイラク戦争における日本に対するアメリカの無理な要求もその兆候だと思います)。日本は世界と直で渡り合わなければならなくなる時代がじきにやってくるでしょう。そこで昨今のコイズミ首相のような独りよがりな子どもっぽい対応をしていたら、日本はほんと世界の笑いものになってしまいかねません。日本政府が今進めているように、このまま更なるアメリカの属国化が進んでいくようであれば、それはアメリカとの心中になりかねません。いずれにせよいろんな意味で困ることになるのはわれわれ国民です。

 今日はそんなことを考えながら読書していました
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by darsana-te2ha | 2006-01-14 00:34 | 日米関係


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