2006年 03月 18日
米軍司令部座間移転を憂う。-2
 日本全体がギスギスしてきているように感じているのは自分だけか? 国民皆国防大臣みたいな最近の風潮は、ほんとよくわからん。
 よくよく考えてみるとそれは、物質的なもの、金銭的なものを至上とする考えに、多くの人がとりつかれてしまってるからではないか? 諸外国の圧力によって、日本の物質的なもの、金銭的なものが奪われることのみへの過剰な恐怖。1億総守銭奴商人化? 
 芸術や文化の素晴らしさをどの国でも持っている。そこから入っていけないものか? 戦争の負の面をもっと見つめるべきではないのか? 武器よりも、したたかな交渉術こそが、このような時代には必要なのではないのか。

 アジア諸国に対して、戦前のような拡張主義を持たないことを確実に約束し(日本の技術力、組織力による潜在的な力を、右寄りの方々含め過小評価していないか? 近隣諸国はそれを一番怖れていると思う)、アメリカには「やはりアメリカは世界一ですねえ」と煽てなだめすかしながら、軍隊を本国にお帰しいただき、日本はなるべく少ない軍備で自国を自分たちの手で守るべきではないのか。好戦国アメリカとの集団的自衛権はリスクが大きすぎないか。
 日本は、アメリカのような力による世界支配とは一線を各す独自の外交で、まことの正義を、力づくでなく寛容の心と実践によって世界に示していくべきではなかろうか。石原莞爾氏(戦後評価が今ひとつ定まってないが、僕個人的には彼の行動に問題点もあったと見るが、その理想としたところは評価されるべきだと考える)も提唱していた世界恒久平和の実現、そして65億の人々の最大幸福に向け道筋を示していくのが21世紀の日本人の使命だと思う。そのための試練をこれまで我々は受け、成長してきたはずだ(明治、大正、昭和と帝国議会衆議院で議員を務められ、「憲政の神様」と呼ばれた尾崎行雄氏もこのようなことをおっしゃっておられます)、。

追伸:アメリカがイランを最も恐れているのは、核開発ではないだろう。石油取引の決済をドル建てからユーロ建てにされてしまうことであろう。これによって減ってしまうドル国債によって、財政のバランスが崩れるリスクが増し、それこそイラクで戦争もしてられなくなるのではないか? 日本に再び戦費を請求してくるかもしれないが、日本の財政状況も厳しいから、下手な出費や石油暴騰のせいでせっかく景気の良くなりかけた日本の財政がヤバクなったらそれこそ日米ドル円同時暴落なんてことにもなりかねないし。

「チャルマーズ・ジョンソン レポート」より
(以下引用)
アメリカはまた、陸軍第一軍団をワシントン州フォート・ルイスから、東京の南西、横浜を県庁とする人口密度の高い神奈川県の座間基地に移すために日本側と活発に交渉している。 これら在日米軍部隊は、イラクおよび南アジア全域の米軍に君臨する中央軍司令官ジョン・アビザイドのような方面軍司令官たちと同格の四つ星クラスの将官[大将]の指揮下に置かれることになる。 新たに受け入れる司令部は東アジアの領域を超える全軍 "戦力投入" 作戦に従事するので、日本はアメリカ帝国の日常軍事行動に否応なく巻きこまれることになる。 神奈川県のような日本の中心部にあって都市化の進んだ地域に、小規模の方面軍を駐留させるだけでも、沖縄で日常茶飯に発生しているのと同様な、レイプ、乱闘騒ぎ、自動車事故など多様な事件が多発するだろうし、大規模な大衆抗議行動を引き起こすのは確実で、推定 4 万の総兵力からなる第一軍団ともなれば、なおさらのことである。
(引用以上)
(以下引用)
ブッシュ政権は、日本に再武装を迫ることにより、また台湾に対して、中国が台湾の独立宣言を阻止するために武力を用いるなら、アメリカが台湾のために出撃すると約束することにより、愚かにも中国を脅している。 これに勝るような近視眼的で無責任な政策は想像するのも難しいが、イラクにおけるブッシュ政権による "不思議の国のアリス" 戦争、同政権が地球規模で引き起こした激しい反米主義、それにアメリカの情報部局が政権に従属したことなど、いろいろ踏まえて考えると、アメリカと日本が台湾をめぐって突如として対中戦争に踏み切ることもありうるようだ。
(引用以上)
(以下引用)
皮肉なことに、日本の債務の幾分かは、アメリカの世界帝国的な姿勢を下支えしてきた尽力の結果である。 例えば、冷戦終結からこれまでの期間、日本は在日米軍基地に対し約 700 億ドルという驚くべほどの額を助成をしている。 アメリカは、みずからの浪費的な消費様式の対価と軍事費を自国民から徴集した税金で支払うのを拒みながら、日本、中国、台湾、韓国、香港、インドから借りまくって、これらの経費を賄っている。 この状況は、アメリカが政府予算を捻出するために一日あたり少なくとも 20 億ドルの外資導入を必要としていることによって、ますます不安定になってきた。 東アジア諸国の中央銀行が、自国をドル下落から守るために外貨保有の相当部分をドルからユーロなど他の通貨に移す決定をするなら、それがどのようなものであっても、あらゆる財政危機の根源を生みだすだろう。
(引用以上)
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by darsana-te2ha | 2006-03-18 04:10 | 日米関係


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