2006年 04月 07日
軍事面での絶対的強さとは裏腹に-2
 ひとまず3月中のイランによる石油決済のドルからユーロへの移行は実現とならなかったが、今朝の新聞に、各国の外貨準備のドルからユーロへのシフトが進んでいるというニュースや、元の対ドル上昇金価格の上昇といったニュースが出ていた。これは何を意味するのだろうか? 産油諸国からの豊富な資金のせいであるとの説明がなされていたが、アメリカ国内の住宅バブル沈静化で景況先細り説もあるし、イラクでの戦費は膨らむ一方だし、アフガニスタンも情勢が変わってきてるようだ…。
 ドル安でアメリカの輸出が有利になるとの観測もあるが、空洞化が進むアメリカの輸出品って、軍事関係と航空機くらいではないのかな? GMの経営危機からも明らかなようにいまやアメ車も、勢い無いし…。
 秋の中間選挙までは、ブッシュ政権は経済をなんとか持ちこたえようとするかもしれないが、選挙後に矛盾がドバっとで出てくることも大いにあり得るけど如何でしょうか。そのとき日本の首相は誰なんだろう? アメリカとしては、対中外交にてイニシアティブを持てる人物になってほしいそうだ。経済的に不安定要素をかかえたままの今のアメリカには軍事的な脅し以外で中国をコントロールできるだけの力は無いようだから、日本の経済力による対中コントロールに期待しているようだし(中国の抱えた膨大な外貨準備のドルを米国に還流させないとアメリカ経済は持たないゆえ)。その面から考えると麻生氏の目は99%無さそう(勝ち馬に乗りたいだけなのか、故吉田茂氏の孫とは思えない見識無きご発言の数々w)。ここのところ相次ぐ自民党大物議員の中国訪問も、そういったアメリカの強い圧力が背後にあるのだろう。また小泉首相によって反中感情を焚きつけられちゃった国内世論をどうやって鎮めていくかというのも、9月以降の政権にとって大きな課題になってくるのでは。
 そんなあれやこれやで6月の首相訪米時に靖国参拝について釘をさされる可能性が高い。在日米軍再編もそれまでには目途つける必要あるし、民主党も前原代表辞任で息を吹き返しそうだし、小泉サンにとっては今国会後半は最後の難関かも。

 冒頭に紹介した新聞記事から察するに、ドルへの信頼というものが、徐々に世界で崩れつつあるということではないのか。特に金(きん)に対する需要の急増(とアメリカ国債の値下がり)はそのことを物語っていると思われるのだが。
 日本はいつまで、こんなアメリカを支えていていくつもりなんだろうか? 在日米軍も、思いやり予算があるので本国にいるより安上がりなので、ズルズルいるらしいしね。アメリカ政府に首ねっこを掴まれたままの政治家さんたちや官僚さんたちが日本を運営してる限り、アメリカとの心中のリスクは高まるばかりでは? このまま従米路線を続けていくと、大量のドル国債を買わされてるわが国とアメリカの通貨心中が益々現実のものとなってくるようにも見える…。故田中角栄氏の直弟子だったいう小沢さんには、田中氏の日本自主独立の理想を是非引き継ぎ、実現の方向に持っていっていただきたいが。ただ、アメリカが、ちょっかい出してくるかもしれないが。
 しかし、別の見方からすると、日本を自主独立の方向へ持っていくきっかけにするには、今は大きなチャンスが来てるともいえないか。

 いずれにせよ、ITバブル崩壊後、対テロ戦争で景気を再浮上させ、ここまでなんとか持たせてきたけど(戦争は国家による大がかりな公共事業の一つでしょ。そういう意味ではブッシュ政権って実はケインジアンなのかもw)、いよいよアメリカはヤバイのかもしれない、と個人的には見ている(まあ素人の見方なんで、どこまで当たるかはわかりませんが…)。
 はたして1年後どうなっているかな?
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by darsana-te2ha | 2006-04-07 14:23 | お金、政治


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