2006年 05月 29日
中東の問題をちょっと考察してみました。
 中東の問題は私のような素人の門外漢にはデリケートすぎる問題ではありますが、イラク戦争をきっかけにネット上であれこれ見て、これまで自分が認識した(つもり)だったものと、ちょっと違う事実があるようなので、これらについてちょっと書いてみます(文中、明らかな間違い等ありましたら、ご指摘いただけると助かります。よろしくお願いいたします)。

 まず、こんな記事がありました。小泉首相による、イラク攻撃支持を批判して辞職された前レバノン大使の天木さんによるものです。
【天木直人 ニッポン外交の迷走】米・イラン攻撃はイスラエル次第より
(以下引用)
米国の中東外交を決めているのは米国の大統領ではない。それはイスラエルである。そしてイスラエルの唯一、最大の関心こそイスラエルの安全保障なのである。我々はこの現実を知らなければならない。
 日本ではほとんど報じられていないが、今欧米の関係者の間で話題になっている衝撃的な論文がある。ハーバード大学ケネディスクールのステファン・ワルド教授と、シカゴ大学のジョン・マーシマー教授の共著による「イスラエルロビーと米国外交政策」(原題:ザ・イスラエル・ロビー)。その内容は、一言で要約すると、ユダヤ・ロビーに完全に支配されてしまった米国の外交は、もはやアメリカの国益を犠牲にしてまでもイスラエルを支援する外交になってしまったということだ。そんな米国の中東政策の行き着く先が、イスラエルを脅かす勢力への容赦ない軍事攻撃である。
(以上引用)

 ここにも「ミアシャイマー、ウォルト両教授の衝撃論文」というタイトルで、上記論文について書かれています。
 更に、ここにも、上記論文について書いてありました。

 イスラエルは突出した軍事費のせいで赤字財政となっており、アメリカからの援助無しでは、やっていけないそうです(参考サイト)。アメリカもまた大赤字で、それを支える米国債を買ってるいるのは、中国、イギリス、そしてわが日本です(米国債保有1位日本=6,683億米ドル、2位中国=2,626億米ドル、3位イギリス=2,448億米ドル/参考サイト)。アメリカは米国債という他国からの借金で戦争をし、またイスラエルに援助をしてるというわけです。てえことは間接的には日本はイスラエルを影で大きく支えてることにもなるわけですね。

 また阿修羅掲示板ほかでも話題になってますが、現在イスラエル指導者層を占めるアシュケナジームこと白人系ユダヤ人の出自は、実はパレスチナではなく、黒海とカスピ海に挟まれた地域に、かつて存在し、10世紀に近隣国によって滅ぼされたハザールという国だそうです(参考にしたサイト:「ハザールとユダヤ~ ハザール系ユダヤ人について ~」「ユダヤ教・ユダヤ人の歴史まとめ」)。
 キリスト教のビザンチン帝国やイスラム教のアラブ帝国に挟まれ、政治的な理由から国全体でユダヤ教に改宗したのが始まりだとか。もし、これが事実であるとすると、イスラエルがパレスチナにあることの、理由そのものが崩壊してしまう、と同時にかの地にイスラエルを建国させたイギリスの意図というのも、石油資源や中東での覇権確保のための、実に周到な作戦があったことがうかがわれます(参考サイト)。

 以上のようなことを前提にしてみると、イランのアフマディ・ネジャド大統領の発言も、あながち単なる挑発だけではないのかな、とも思います。
 アメリカはイスラエルとの裏の密約等があって、中東における軍事覇権確立のための大規模な基地をイラク国内に建設するまでは、アメリカ兵の犠牲が増えようとも、撤退は出来ないのかもしれません。アメリカの石油権益確保とイスラエルの安全保障という二つの大きな目的があるのでしょう。そして基地建設で儲かるのがラムズフェルド長官がらみのベクテル社等ってことなのでしょうし、全くイラク国民、アメリカ国民、そして日本の自衛隊はじめ各国の軍隊を巻きこんで、お前ら何やっとんだ? って感じですね。やることの規模がデカイ、さすがアメリカって感じだけど(笑)、仏教のカルマ論で考えると、とんでもない負のカルマを積んでますよね。異時因果か同時因果かは知らないが、何かしらの障りが出てきませんかね。
 ちょっと脱線しますが、シュタイナー研究家の高橋巌氏によれば、英米の支配者層の多くが加盟してるらしいフリーメーソンというのは、自分たちがかかえてた膨大な財産を、自分の死後も思い通りにコントロールすることを目的としたオカルト集団だそうなんで(「千年紀末の神秘学」より)、上記のような自分たちへの負のカルマの悪影響を和らげるために、一種の黒魔術を使って、コントロール(回向)とかをやってそうですけどね。

 ただ、上記ミアシャイマー、ウォルト両教授の「イスラエルロビーと米国外交政策」のような話が、米国内のメジャーなメディア等によって取り上げられ、アメリカの世論が「目覚め」ることがあれば、一挙にイラクから撤退ってこともあるかもしれませんが…(ただアメリカの上層部内での内部分裂、権力闘争が激しくならないと、実現は難しいかもですが…)

5月30日追記:
 ここのところのブッシュ政権による北朝鮮圧力の強化というのは、イランの核開発問題とリンクしてるようにも見えるのですが。これから何かしら表に出てくるかもですね。
 話違いますが古森義久サンとかいうジャーナリスト、単なるアメリカ政府のプロパカンダ邦訳マシンじゃないんすかね(笑)。ワシントン在住ジャーナリストを名乗るのなら、もちょっとひねった情報を出してほしいものです(笑)。
[PR]

by darsana-te2ha | 2006-05-29 01:45 | 世界情勢


<< 戦争経済でのおこぼれを期待して?      イラン攻撃が先か、ドル崩壊が先... >>