2006年 06月 15日
イラン問題その後。
 先々月に書いた「こんなんで核攻撃されたらイラン人たまんないな。」のその後です。


 6月5日にイランのバジリハマネ石油相が「原油価格、ドル建てからユーロ建てへの変更は不可能」という発言をしたようなので、当面は米軍による攻撃は回避されるのではないでしょうか?

原油価格、ドル建てからユーロ建てへの変更は不可能=イラン石油相
(以下引用)
【テヘラン 5日 ロイター】 イラン学生通信によると、同国のバジリハマネ石油相は5日、原油価格をドル建てからユーロ建てに変更することはできないが、原油代金をドル以外の通貨で受け取ることは可能だ、との認識を示した。

 同相は「価格はドル建てだが、どのような外貨でも受け取りは可能だ」と発言。

 原油価格をユーロ建てにすることについては「現在、基本はドル建てなので、そのような変更は不可能だ」と述べた。

 石油輸出国機構(OPEC)関連会合の合間に述べた。

2006/06/06 6:23
(引用以上)

 この発言後のアメリカ政府の姿勢が柔軟になってきたことが、ニュース一覧を見るとよくわかりますな(笑)。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/iran_nuclear_program/news_stories_1.html
(以下引用)
- 核問題めぐる包括案、対案提示する可能性=イラン外相(ロイター) (11日15時41分)
- 核包括案の対案提示も イラン外相(共同通信) (10日23時54分)
- イラン問題討議されず=ロシア財務相(時事通信) (10日23時1分)
- <イラン>W杯で決勝T進出なら大統領が応援に 独で反発も(毎日新聞) (10日20時27分)
- 原油高騰を抑制 特別声明採択へ G8財務相会合(産経新聞) (10日15時54分)
- 米「期限は数週間内」 見返り案 イランに回答迫る(産経新聞) (10日15時54分)
- イラン、包括見返り案への回答の猶予は数週間=米大統領(ロイター) (10日13時11分)
- <イラン核問題>包括提案日に新濃縮を開始 IAEA報告書(毎日新聞) (9日12時37分)
- イラン、新たなウラン濃縮を開始=IAEA報告書(ロイター)写真ニュース (9日6時0分)
- イラン、新たなウラン濃縮を開始=IAEA報告書(ロイター) (9日6時0分)
- 「詐欺的」と包括案批判 イラン大統領、対話も強調(共同通信) (8日19時51分)
- 濃縮停止が絶対条件 イランの行動先決と米(共同通信) (8日10時33分)
- すべての交渉でイランのウラン濃縮停止求める=米国(ロイター) (8日9時51分)
- 「米、敵視政策見直し」イラン国営通信異例の論評(産経新聞) (8日3時2分)
- イラン核包括案 安全の保証提示か 米大統領「反応は前向き」(産経新聞) (8日3時2分)
- <イラン核問題>提案回答は月末、協議中は審議せず 露外相(毎日新聞) (7日22時47分)
- 包括的見返り案、イランが検討中にウラン濃縮停止すると想定=ロシア外相(ロイター)写真ニュース (7日20時15分)
- 包括的見返り案、イランが検討中にウラン濃縮停止すると想定=ロシア外相(ロイター) (7日20時15分)
- アフガン外相 イラン核に理解示す 交渉での解決求める(毎日新聞) (7日17時17分)
- 米、イランを評価 「6カ国見返り案に前向き」(産経新聞) (7日16時5分)
- イラン核問題、ロシア政府内で意見分かれる=ボルトン米国連大使(ロイター) (7日13時2分)
- 対イラン軽水炉提供案、米は直接的支援しない見込み=西側外交筋(ロイター) (7日12時39分)
- イランに安全の保証供与か 米政府、方針転換と報道(共同通信) (7日11時17分)
- イラン核の包括案、ウラン転換継続は認める方針=外交筋(ロイター)写真ニュース (7日10時5分)
- イラン核の包括案、ウラン転換継続は認める方針=外交筋(ロイター) (7日10時5分)
- 包括的見返り案へのイランの反応は前向き=米大統領(ロイター)写真ニュース (7日8時39分)
- 包括的見返り案へのイランの反応は前向き=米大統領(ロイター) (7日8時39分)
- <アフガン外相>イラン核に理解示す 交渉での解決求める(毎日新聞) (7日3時3分)
- イランへの包括的見返り案、航空部品購入の制裁解除含む=米紙(ロイター) (6日16時12分)
- イラン最高指導者の発言は「仮定の話」=米政府が忍耐呼び掛け(ロイター) (6日13時43分)
- 核問題の包括案提示へ EU上級代表、イラン入り(共同通信) (6日8時46分)
(引用以上)


http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/iran_nuclear_program/index.html


 どういう意図があって、石油相の発言があったのはわかりませんが。ここでドルを暴落させると経済がいっしょになってメルトダウンしてしまうであろう中国から、なんらかの圧力があったのかもしれません。巨額を投じて開発中のアザガデン油田のこともあるし、日本もウラで何かしら噛んでたのかな?
 今後中東、西アジアで起こるであろうアメリカの次なる一手への切り札を、イランは温存したのかもしれません。特に隣国イラクの傀儡政権によってイラク国内に米軍の恒久基地を作られてしまうことを、イランは阻止しようとすると思われますし…。

 ただ、秋の中間選挙に向け人気回復のためブッシュ大統領が、イラン問題について再びああだこうだ言ってくる可能性は残っておりますが…。今後アメリカ国民向けに、イランに対する姿勢をどのように見せ、また説明するのか、ブッシュ大統領の落としどころも微妙ですね。

 目が離せない状況は続きそうですが、日本としては対イラン経済制裁の踏み絵を、ひとまず踏まなくてもいい状況ができたのかもしれません。やれやれ(苦笑)ってとこですかね。
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by darsana-te2ha | 2006-06-15 16:37 | 世界情勢


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