2006年 08月 16日
大東亜共栄圏遠くになりにけり。
 昨日の終戦記念日、小泉首相の靖国参拝問題で大騒ぎでしたね。
 僕が子供のころ、都内の繁華街に行くと、お金を恵んでもらう手足を失われた元兵隊さん(多分職業軍人さんではなく、徴兵された一般の方だったんだろうと思いますが)を思い出します。不自由な身体で思うように仕事も出来ず、やむを得ずやってらしたことなんでしょうね。今あらためて思うと悲惨な光景でした。ほんの少し前の此処日本の光景です。自分は直接の戦争体験はありませんが、レバノンでの出来事を見てもわかるように、戦争が起こるとそういうことが当たり前になってしまうんですよね。好戦的なプロパガンダに載せられてる一部の今の若い人たちはそこいらへんわかってるのかなあ、と思うことがあります。

 ところで、戦前的なことは全て悪として教育を受けて来た世代ではありますが、個人的には大東亜共栄圏の思想って素晴らしかったと思っています。しかし今や日本では親米が「右」になっちゃいましたからなぁ。まあ、昭和天皇が親英米派だったからやむを得ないんかなあ…

 戦前の共栄圏は、軍事力をバックに天皇を中心とする家族主義をアジアに広めようとした、その押しつけナショナリズムによって失敗したんだろうと思われますし、そのことは反省しきれないほど反省すべきことだと思っております。しかし、アジア───特に東アジアの基層にある文化の共通性を礎にした東アジアの国々による対等な関係としての文化経済圏を築いていけないものでしょうか…それこそが英米(アングロサクソン+シオニスト)による覇道文化に対抗でき得る亜細亜王道文化再興への最善の方法だと思うのですが。
 ただ、昨日のメディアの報道を見てると、実現には今から30~50年がかり、へたすっともっとかかるかもしれないと思ってしまいました。

 小泉首相の姿勢、行動には大いなる疑問を感じておりますが、今般の靖国の問題によって、日本の伝統と明治近代化における天皇制や国家神道、戦後社会等との矛盾があぶり出される可能性があるかもしれないと思いました。



(↑こんなこと書くと江田島ランドパワー・シーパワー論受け売りの批判が来てしまうでしょうかw。)
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by darsana-te2ha | 2006-08-16 13:47 | いろいろ感想文


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