2006年 10月 17日
北朝鮮への米国の頑な態度にシビレを切らしたのか、中露は米国に対して金融面から圧力を
加えようとしてるようですね。
 日本では中国による北朝鮮への送金停止のことが大きく報じられていますが、中国とロシアによる金融“攻撃”は、北ばかりではなく、アメリカにも矛先が向かっているようです。

 今朝のニュースですが…

日経新聞によると、
「ロシア、円を外貨準備通貨に採用」

また、フジサンケイビジネスアイによれば、
「【中国】外貨準備高1兆ドル目前 貯まるドル、増える火種
■人民元上昇へ圧力強化なら、米国債売却も」


だそうです。

 いずれも米国債買いを減らしていきますよー、って宣言だと思うのですけど。最近ずっと続いている、アメリカのわがままな行動へのお仕置きとけん制の意味もあるんでしょうか…。
 特に日本ではあまり報道されませんが、北朝鮮との直接対話を頑なに拒否するブッシュ政権に対して、国連において各国が反発を強めているようですからな。

 例えばゆうべ、こんなニュースが…。
「安保理で米露が再び舌戦?」(Sankei Web)。
 その内実は下記のようなことらしいです。

「ロシア政治経済ジャーナル No.421」より
実をいうと、北朝鮮問題というのは、アメリカがその気になれば、一ヶ月くら
いで全部解決してしまう話なのです。
(じゃあ、なぜアメリカは北問題を解決したくないの?という話は、また後で。)
6カ国協議の参加国(おそらく日本以外)は、全部この辺のロジックに気がつ
いています。
朝日新聞06年10月5日付にこんな記事がでています。

「冗談でも言うな」「安保理は分裂」 声明案で米大使
(中略)
 北朝鮮の核実験声明に対応するため、国連安全保障理事会が4日に開い
た非公開協議で、米国とロシアの国連大使が激しい応酬を展開したことが、
複数の出席者の証言から浮き彫りになった。」

何をそんなにもめたのでしょうか?
「チュルキン大使が中国の努力を評価したうえで「影響力のある国がもう一
つある。米国はなぜ直接協議に応じないのか」と発言した。」(同上)
そうです。

ロシアの国連大使チュルキンさんは、「アメリカがその気になれば、北問題
は解決できる」ことをしっているのです。

で?

「これに怒ったボルトン氏は「すでに6者協議の一環でやっている」と応じ、
激しく反論し、言い合いとなった。米朝協議に言及したことをチュルキン氏が
「冗談だった」と弁明しても、ボルトン氏は怒りが収まらない様子。議長であ
る日本の大島賢三・国連大使が「安保理の結束が大切なので、今日はこの
辺で」と引き取った。」(同上)

米ロの代表が口論し、日本の大使が「まあまあ。和をもって尊しとしましょう
よ。聖徳太子もいっていますから」。(^▽^)

さすが共生の国日本であります。(^▽^)
皆さん、ボルトンさんが何で怒ってるのか理解できます?
RPEを読んでない人は、なんのことやらさっぱりわからないはずです。
これはチュルキンさんが、アメリカのもっとも痛いところをズバリと突いたので、
怒っちゃたのでしょう。
もう一国、アメリカの本音を知っているフランス。
ロシアに助け船を出します。

「一方、フランスの国連代表筋はボルトン氏のこの発言に対して「ここ数日
で声明を出さなければならないという点でほとんどの国はすでに一致して
いる。ボルトン氏の方が孤立ぎみだ。
彼の言う通り安保理は分裂しているが、14対1だ」と皮肉った。」(同上)

どうです?
想像ですが、皆うざったいのですよ。
「ロシアは、6カ国協議に一生懸命じゃない!」などと批判する人もいます。
しかし、正直北問題は、アメリカと北が話し合えばすぐ解決する。
ロシア大使は「アホくさ」と思いつつ、鼻くそをほじくりたくなっているに違い
ありません。


 「日中『政経分離』とウォール街」によれば、2006年6月末現在、アメリカ国債総額2兆897ドルのうち日本が6353億ドル(約76兆円)、中国が3277億ドル(約39兆円)保有だそうです。日中2国でナント1兆ドル近く、割合で全体の46%購入ということで、アメリカにその貿易黒字を還流させてるつうことですね。イラク戦費が今のところ3350億ドル(約40兆円)かかってるそうですから(Cost of Warより)、中国保有の米国債分は既に使ってしまったってことですね。このままだと日本が買ってる米国債分まで戦争で使ってしまってしまいそうですが…。で、ブッシュのカーライルやチェイニーのハリバートンといったイラク戦争にからむ彼らの身内会社に、その膨大なカネも流れていくんでしょうな。

 再三当ブログで申し上げてきましたが、中露の米ドルから他通貨への外貨準備のシフトとともに、イランをはじめとした産油国の決済通貨がドルからユーロ等他通貨へシフトが完了したとき、アメリカの壮大なバブルがはじけていくのでしょう。世界はそのせいで、恐慌に見舞われる可能性も高いかもしれませんが、際限の無い「テロ戦争」終結には、そんな荒治療しか方法が無いのでしょうかね。


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(以下追記/10月17日18:57)

 なんてことを書いていたら下記のような記事を発見。
「第15回 北朝鮮で今できつつある大きな『潮目』」

 ここに書いてあることが事実だとしたら、いやあ、まったくどこまで人がいい日本人なんでしょうか。
 英米国際金融資本は、北朝鮮が持つ大がかりな闇の金融システムとその顧客の獲得をねらっているというのに、日本はアメリカの挑発に乗って北への制裁を画策中。北の金融システムを経由して日本の個人資産が狙われているというのにもかかわらず、だそうです。
 MDという高い買い物させらるうえ、三角合併解禁で外資による買収攻勢ときた日には、日本の富はさらに海外へと流れていくのでしょうか。全く北の核実験騒ぎどころではありませんな。
(太字=当ブログ管理者)
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by darsana-te2ha | 2006-10-17 18:06 | 世界情勢


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