2007年 02月 10日
安倍政権の存立基盤というか、東アジアやアメリカの状況が急激に変わっているようですね。
 柳澤大臣の女性に対する一連の発言で評判を落としてる安倍首相ですが、そんなことよりもっと重大な、日本を取り巻くアメリカや東アジアの変化が表面化してきてるようですね。
 昨年の民主党前原代表と同じように、その若さというか拙さから来たともいうべき強硬姿勢が自らの墓穴を掘りつつあるのかもしれませんね。マスコミも含めた日本人の浅はかさもまた露になりつつあるようですけど…。

新井信介のホームページ「京の風」 「今、発売中のアエラ、必見です。」より

 しかし、私には、環境関連のバイオエタノールの記事や、皮肉をこめて書かれた安部政権の支持率回復法よりも、軍事ジャーナリストの田岡俊次氏の記事が最も、重要です。

 いわく、「台湾の李登輝とアメリカの変わり身」に関するものです。

 ここには日本の改憲論の根底を揺らがせる内容があります。 いや、世界の国際関係、パワーバランスのあり方の変更まで、示唆します。

 1月31日に、久間初代防衛大臣が、「アメリカのイラク戦争は間違いだ」と指摘したのと呼応したかのように、台湾の李登輝が以下のように言っているのです。

 それは、台湾有力週刊誌「壱週間」のインタビューで、
「台湾独立の追求は、アメリカ、大陸(中国)との多くの問題を引き起こす危険がある」
 「私は台湾独立を主張したことはない」
 「大胆に開放を進める中国資本、観光客を誘致すべきだ」

 と語ったのです。 もちろん、台湾政界は大騒ぎです。

私が極めて需要な指摘だと思うのは、この記事の最後の部分です。
・・・・引用開始 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「台湾が独立し、中国が侵攻、米軍が台湾を守って戦うとき、日本は何もしないではすまされない」  との前提で、日本で論じられてきた憲法改正と集団的自衛権論議は、いま根底から揺さぶられている。   67p  
 ・・・・引用終わり・・・・・

 李登輝は2000年に台湾団結同盟の最高顧問になり、以後、日本にも無理を言って来日したり、アメリカで、北京政府非難を繰り返し、どれほど、台湾の独立をアピールしていたことか。それが、まったく、 もう。

 これは、背景に、アメリカの変化があるのは、言うまでもありません。
 実は、昨年、アメリカは、台湾が求める最新鋭戦闘機F16C/Dの導入を、
門前払いのような態度で拒否した、といいます。
 アメリカにとって、世界最大の外貨準備を誇る中国は、もはや、身内になっているのです。 すべては、経済がポイントです。

>> そこで、 2000年から2005年までの、東アジアの主な動きである
 
 ・小泉のブッシュ追従と靖国問題、   ・台湾の独立運動の過熱、
 ・北朝鮮の拉致・ミサイル・核実験、    など について、

 これらの背後に、あえて東アジアに、偏狭な国家主義を誘発させ、そこに各国国民の関心を集めさせて、政治的な衝突をつくりながら、その一方で、

 ①中国の市場開放を進めさせ、 巨大市場と生産力を持たせる。
 ②石油価格上昇で、アメリカ経済のガソリンがぶ飲み体質を、根底から大転換。
 ③資源国に、先進国のマネーを移させ、 世界経済を、継続発展させる。

 という、 グランドデザインがあったのではないか、と考えられるのです。



ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 「Stammen die „Supernotes“ von der CIA? 」より
このように特殊機関の裏工作は、麻薬密売、偽札といった議会の監視権限が及ばない諜報機関独自の資金源を持っているものなのだ。日本の関東軍がアヘン王・里見甫を使って資金を自前調達したような話を思い出すだけでそのことは理解できるだろう。

ブッシュ政権のネオコン派はその辺の微妙な機微が分からないので、北朝鮮と偽ドル札を結びつけるような大ポカをやってしまったわけである。
さあ、北朝鮮拉致問題を主張し続けてきた、安倍政権はどうするか。彼等の理論的破産も近いかもしれない。拉致事件の解決には、国交正常化が最優先事項である。(さっさと国交正常化して、自由に国内を探し回ればいいでしょう)拉致事件に取り組んでいる人々で国交正常化を嫌がる人たちは、北朝鮮の拉致事件が解決しないことで、利益を得る人々である。
すべてがそうである、というつもりもないが。

 というわけで、今後安倍政権はどうなりますことやら。そういや、去年はあんなに元気に日中戦争をあおった好戦論者中西輝政氏が最近静かなようですけど、どうなっちゃってんですかね。中東での戦費をせびりに来日予定のチェイニー副大統領を追い返すような、日本人としての気概をここ一番見せてほしいものです(笑)。

 もう一つ、最近のニュースで、
2007/02/09- イラン、ドル以外で決済打診=日本の石油元売りに-原油購入代金
ってやつ。イランの石油輸入の決済をドルからユーロへ変えてくれとの打診が来てるそうで。アメリカとイランの間で駆け引きが本格化してるんでしょうね。日本としてはどうすんですかね。いよいよ始まりそうなドル暴落を織り込んでユーロにシフトするのが本当はいいんでしょうけど。ただ従米自公政権じゃアメリカにどこまでもお付き合いしてくんでしょうかね。全く困ったものですけど…。
(太字=引用者)

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by darsana-te2ha | 2007-02-10 22:41 | お金、政治


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