2007年 03月 27日
NHKスペシャルの中朝国境のルポを観て。追記
3/25に書いた「NHKスペシャルの中朝国境のルポを観て。」の追記です。

 (同じ内容で別場所に書いたものへのコメントに対する答えを元に書きました。)

 北における計画経済から市場経済への転向の指導は、中国から経験者を向かえ入れるんじゃないですか? 南米で80年代に行なわれた市場経済化(「新植民地主義」とチャベスに揶揄されてましたが)の経験者もアメリカにいる筈です。金が儲かるとなれば、色んなのが出てくるかと思いますけどね(笑)。
 勝手に予想を立てれば、まずは鉱山のインフラ整備から入るんじゃないですか? 韓国やアメリカあたりののゼネコンがキッチリやってくれそうですけど。イラクみたいに一旦破壊してから作り直すって手法をとらなくても、最初っからインフラが無いに等しいのですから、お金の目途さえつけば(復興資金は日本が財布にされる可能性が高そうですが)、イラクでもご活躍のチェイニーのいたベクテルあたりが喜んで工事を請け負ってくれそうですけど。
 産出される資源に世界からお金が流れてくることを担保にして投資資金を集めれば、北は直接出資せずとも大丈夫ではないでしょうか。儲けに目ざといウォール街の金融業界が厳しい条件をつけながらも喜んでお金を出してくれそうですけどね。またフルフォード氏によれば、先月のチェイニー来日の際に実際に日本に北の復興資金を出させるよう圧力があったとか…

 25日のルポでは、中国人が経営してる工場も取材されてましたけどね。教育は、格差がありますが、ちゃんと受けてる人は受けているようです。
 特に中国国境に近い地域は比較的恵まれているのだと思いますけど、ジュースの製造ラインで、国によって選ばれてきたという朝鮮人女性が働いてました。月給150円だそうです。そこで作られたジュースをピョンヤンの“上流階級”の人々に1本25円で売ってるそうです。それでも恵まれているとか。安いといわれてる中国の人件費以下で、喜んで働いてくれる人たちが沢山いるようですね。
 また中朝間には既に国境を越えた貨物列車が運転されていて、今は主に木材が運搬されているようですが、この線路を使えば鉱物の輸送は可能でしょう。またトラック輸送も盛んなようで、今後の輸送力増大を見込んで、中国側のインフラ整備は進んでいるようです。

 北の極端な階級社会を見ると市場経済化によって貧富の差は更に広がるだろうと思いますが、お金が回りだすことでこれまでの北とは変わってくると思います。日本のマスコミの取材による悲惨な現状だけが北でないようです。あのチャウシェスクのいたルーマニアも今やEUに加盟するようになったんです。現状が永遠に続くとは思いません。

 レアメタルに関しては、詳しいことは僕もわかりませんが、侮れないと思います。アメリカが何故ここにきて急激に変転したのかの理由に、レアメタルの利権がからんでいるという説を、僕はけっこう当たってるだろうと思いました。
(例えば、http://blog.goo.ne.jp/shiome/d/20070318←書いたのは、以前も紹介させていただきましたが、元外交官原田氏です)。

 とにかく拉致を行なったことのバチが当たった悲惨な国、という日本のマスコミが繰り返し報道する北のステロタイプな姿だけを鵜呑みにするのは、いかがなものかと思って、今回書き込みをしました。(北を支持してるわけではありませんし、経済発展と共に北が急激にマトモな国になるとも思ってません。しかし北東アジアの今後は関心がありますし、過去のパターンを元に未来を予想するには時代の変化が大きくなってきてると思っています。特に中国の変化は大きいと思いますし、そのことがゆうべのルポでも強く感じられました。北のハゲ山のこともやってましたよ。その原因の一つが中国の旺盛な木材需要と、中国国内の環境保護のための伐採制限だともレポートされてました)。
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by darsana-te2ha | 2007-03-27 14:24 | 世界情勢


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