2007年 09月 04日
負けること、勝つこと。戦後の石原莞爾のこととか。
 先日借りた「石原莞爾の予言―稀代の戦略家が見通した日本の未来」、面白いです。

 戦前に書かれた「最終戦争論」が、彼の代表作ってことになってますけど、見通しが外れて早過ぎるアメリカとの戦争を始め、負けてしまった太平洋戦争後の彼の言説に特に興味を持っていたので、この本が、戦後(といっても昭和24年には亡くなってしまったんですよね。)の彼の言葉を中心に書かれていたので、とても面白く読ませてもらってます。

 満州事変を策した軍事の天才的戦略家である彼曰く、今回の敗戦は神意(神による恩寵)であったと。なぜなら、この敗戦を機に戦後の日本は、戦争を放棄し、ゴルゴダに向かうキリストや、竜の口に向かう日蓮の如く覚悟を決めて戦争を捨てることが出来る、と発言していたそうです。それは何のためかといえば、来たるべき人類の次のステップへの移行の時に、日本が真の勝者になるための最も効果的な戦略だからだそうです。そのビジョンのスケールの違いに書くのも憚れますが(笑)、勇ましい、安倍氏周辺の文化人・政治家やウヨ系の方々はこの言葉をどう捉えるのでしょうか?

 で、タイミング良過ぎと勝手に私が決め付けてますが(笑)、シンクロした内容のブログ記事。知り合いの歌唄いやよいちゃんによる「ゆらゆら」からです。一部引用させていただきます。

http://yulayayoi.seesaa.net/archives/20070830-1.htmlより
逃避

これは今の世の中で悪い意味に受止められがちですが、逃避の力を上手に使うことは闘いに勝利するためには必須のような気がします。
もし命の危機が迫っていたら、そしてその相手が自分より強かったら、逃げるほかはありません。
逃げるなんて卑怯だ!などという考え方では死んでしまいます。
逃げておいて勝つ機会を覗う。それは賢さです。
勝てる場合だってあるのです。
上手に逃げて、うーんやられた!って本来自分よりも強大な敵をうならせてしまうのがトム&ジェリーなんかの面白さですよね。

最近は、命の危機はあまりなくても、心の危機がたくさんあるように思います。

特に道徳的には逃避が悪いことのように思われがちです。
自分から逃げてはいけない。
という感じで。
でも、自分が負けると分かったら逃げた方がいい場合もあります。
そして逃げている間に、敵だと思っていたものが最大の味方に変わることもあるのです。
自分との戦いも、他人との戦いもそうです。
どうしてもたたかわなくてはならないときのために、最大の努力をしておき、力を溜めておく。
それが、複雑な今の世界で生きる知恵のような気がしてきた今日この頃です。

逃げてはいけない戦い。
それが分かったら、自分に勝利を収められるような気がするのです。
そして私の思う人生で最大の勝利者は、自分自身への勝利を収めた人です。

それから、負けられるときはたくさん負けておく。
敗北の味を知ることは、究極の勝利条件の一つだと思います。
無理して立つより転んだ方が怪我が軽くて済むみたいなことです。

うーん。なんでこんな話になっているのか。

とにかくメキシコかドバイに10月くらいに行く予定です。
パワーアップして11月9日のライブに望みたいと思います。

[PR]

by darsana-te2ha | 2007-09-04 00:49 | いろいろ感想文


<< グローバリストによる日本への脅...      「価値観を共有する日米関係」の... >>