2007年 09月 29日
ミャンマー問題追記。背後に民族問題、麻薬利権などがからんでいるようですね。
 前回書いたように敬虔な仏教徒の国で、なぜこのような残虐な行為が行われるのか不思議だったんですが、ミャンマーというかビルマ国内には根深い民族問題があるようですね。
 軍幹部が国内の民族対立の感情を利用して少数民族出身の兵の憎しみをあおって、本来暴力を与えることがタブーとされている仏教僧に対して苛烈な暴力をふるわせたのかもしれません。
 またビルマの山岳地帯はいわゆる「黄金の三角地帯」と呼ばれるアヘンの産地だそうで、その麻薬の利権がからんだ面もあるようです。これは以前スカル・アンド・ボーンズというイェール大学の秘密結社について書いたときに触れたように、19世紀に中国でのアヘン貿易で巨額の富を得ることでその地位を築いた、ブッシュ家はじめとした今のアメリカのエスタブリッシュメントが背後にからんでいるようです。引用したyoutube映像にもあったように、みのもんたの朝ズバなんかで、大々的に取り上げられてるとこに、なんか嫌な匂いを感じてのですが(笑)、もしアメリカの裏の麻薬利権がからんでいるようなら、さもありなんです(苦笑)。

上記の少数民族問題がからんでいることをを証するように、ニュース映像に下記のようなインタビューがありました。

youtube
より引用。

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 英語でこれを質問してる、ということはこのインタビュアーは英米の諜報機関に関係あるのか、なんてうがった見方をちょっとしてしまった(笑)。 いや、実は下記を読んだもので…。

ミャンマーでのデモは麻薬絡みか?より
それから以前では、ミャンマーやその隣国は世界のアヘンの最大産地だった。その際ブッシュ一族が率いる麻薬カルテルが、その販売を行っていた。

しかしその後、ミャンマーや中国やその隣国の政府の協力によって、現在では世界のアヘンのわずか5%しか生産できなくしてしまった。アフガンのタリバン政権も、侵略される前にブッシュへの仕返しとしてアヘンの生産をゼロにした。

ブッシュ大統領は味方であるひどい独裁政権を支持していたのに、いきなりミャンマーの政権を非難したことは明らかに偽善者だ。彼にとっては民主政権などどうでもよく、自分の都合や利益によって政権を支持したり、非難したりする。


 話を少数民族のことに戻すと、軍事評論家神浦氏のサイトに下記のような記述がありました。神浦氏が鋭く指摘されてたように、長井さんを撃った兵がサンダル履きだったそうですが、僕個人的には少数民族系の兵だったのかも、なんて思ってしまいました。かつて抵抗する側の少数民族のゲリラ兵だったものが投降した後、国軍の兵士になってる、といったこともあり得ませんか? サンダル履きってとこにそんな匂いを感じてしまいました。

Re:メールにお返事より
 写真で撃った兵士の顔が確認出来ました。撃った兵士がサンダル履きで、軍靴を履いていないのは、山岳地帯などで戦う部隊で、ヤンゴンのような舗装した道路では軍靴が必要ないと考えたのではないでしょうか。ミャンマー軍でも地方の部隊は支給される軍靴は貴重品です。

 普段からヤンゴンで治安作戦にあたる部隊は軍靴を履いています。またヤンゴンの人民警察軍も軍靴を履いて行動しているのは確実です。軍政がヤンゴンのデモ鎮圧のために、地方の部隊を投入している証拠になると考えます。射殺した兵士の左上の腕に、赤地の部隊章が確認出来ました。(引用者注:写真はこちら


 ビルマの少数民族の問題については下記に詳しいです。

<忘れられた植民地ビルマ・カレン族>
より
 同国は国内に135ともいわれる少数民族を抱えており、その多くがビルマの中心民族であるビルマ族(人口の約7割)と対立、衝突を重ねてきた。それは植民地時代に英国が少数民族を優遇したことに端を発している。

 英国はビルマ統治のため、カレン族を中心とした少数山岳民族を軍人、警察官に多数登用した。それに対し、国民の7割を占めるビルマ族の反感が高まり、独立義勇軍が結成されるにいたる。

 義勇軍はビルマ進出を狙う日本軍の援助もあって、英国植民地軍の排撃に成功するが、日本軍の占領によって、体のいい先兵でしかなかった事を後に思い知らされる。
 日本の降伏によってビルマには英国の民生が復活するが、義勇軍を母体にビルマ国軍を創設したアウン・サン(アウン・サン・スーチー女史の父)は独立運動を展開。少数民族側とも協議をし、民族州によって構成される連邦共和国構想を提唱する。
 しかし、独立を目前にした1947年、アウン・サンは凶弾に倒れてしまい、1948年、ビルマは不完全なまま連邦共和国として独立を果たすのである。ここで不完全と言うのは、少数民族が住む州には自治権が与えられなかったことをさす。

 上記のサイトにあるように「イギリスの植民地統治と日本の戦争統治。ビルマの長い戦後は人々の深いため息の中でまだ終わりを見ない」のかもしれません。

(※:門外漢が、今回のミャンマー軍による鎮圧をきっかけに一夜漬けで情報を集めた内容なので、もし誤り等あればどうぞご指摘ください)
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by darsana-te2ha | 2007-09-29 18:06 | 世界情勢


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