2007年 12月 23日
イギリスとアイルランド。ワタクシ個人の日々の心の糧=音楽をネタに。-1
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 今回は、タイトルにもあるように音楽をネタに書こうと思います。最近はイギリス系のロック系に結構ハマっていて(HIP HOPにハマってた一時期もあるんですけど…)、好きなロックミュージシャンのことを調べると、そのルーツにアイルランドってのがけっこう頻繁に出てくるんですよね(ジョン・レノン然り…)。

 で、イギリスとアイルランドの関係って、明治維新後の日本と韓国朝鮮との関係に似てるんですよね(そのへんに関してはこちらに以前書かせていただきました)。日本のロックにかこつけると、ちょっと古くなりますが(汗)キャロルの永ちゃんもジョニーも在日韓国朝鮮系だそうで、他にも芸能界関係には在日系の方々が多いようですね。イギリスのロックミュージシャンにアイルランド系が多いのと重なって見えたりした私…。


 以下、19世紀のイギリスの文化人(詩人)が、アイルランドをどんな風に見ていたか、について岐阜大学の先生による記事です。

『ユリシーズ』と「アイルランド問題」(2)* ――マシュー・アーノルドの影の下に――
Ulysses and the Irish Question ――Under the Shadow of Matthew Arnold
伊藤徳一郎 ITO Tokuichiro
より(備忘録を兼ねて)
(※マシュー・アーノルド=19世紀のイギリスの耽美派詩人。文明批評家)

リベラリストが「保守」の大家を拠り所とするのは,妙なものだが,裏返せばそれだけ,イギリスのアイルランド植民地支配が当時の知識人には自明の理として浸み込んでいたことの証であろう。そして恐ろしいのは,こうした支配風土が定着してゆく過程で,いつのまにかアイルランド人が他者化=差別化され,「人種差別」とかわりない,アイルランド人=「自治能力欠如」論が生まれ,それがアイルランド植民地支配の正当化つながってゆくことである。すなわち,アイルランド人は自治能力のない劣等民族であり,それ故,より優れた民族で自治能力の高いイギリス人の庇護・保護を受けなければ生きてゆけない。イギリスの手を離れたら,自滅の道をたどるだけ,という考え方にたどり着くのである。

 イギリスという国は、インドやアラブといったヨーロッパ外の地域の民族のみならず、お隣のアイルランドに対しても、自己中心的で自大な価値観を押し付け、かつ政治経済の面での強権的な支配を行っていたんですよね。
高山岩男氏が述べてられるように、風土が違えばおのずと文化も違ってきます。その差異を意識することなしに他民族を語ること無かれ、だと思います。これは東アジアでもそうですしイギリスでも同じことでしょう。彼我のどちらが優れてるとかでは無いと思います。欧米中心史観に洗脳された戦後左翼が徹底否定していた戦前日本の思想家の一人である高山氏が、むしろ団塊世代よりポストモダン的未来を見据えていたことの皮肉というか…(笑)。)

 そして、産業革命や植民地支配の成功によって得た莫大な富を源泉に勃興した新興階級であるブルジョワジーが、自らの権力の構造を作り上げるのに研究したのがオカルティズムだそうです(高橋巌氏による)。
 そこでブルジョワジーが対抗しようとしてたのは、イギリス王室を頂点とする英国教会のヒエラルキーなのでしょう。思想的にはカトリックが基本となっていてそこに対抗者であったピューリタンやプロテスタントの思想も折衷されたイギリス独自のものらしいのですが…(ところでイギリスでの魔女狩りとかはどんなんだったんですかね? と、調べたらwikikipediaにはこんなことが…。魔術とか出てくるし、ジミー・ペイジを彷彿とさせられるな(笑))。

 現代のアメリカを中心としたWASP軍産複合体とユダヤ金融支配層による世界帝国は、思想的にはここいらへん(近世~近代イギリスとその周辺国)が大きなポイントになってる気がするんですよね。あと阿片戦争が、イギリスに変わって覇権を獲得するだけの国力をアメリカがつけていくのに大きなきっかけになったようですね。


(以下「イギリスとアイルランド。ワタクシ個人の日々の心の糧=音楽をネタに。-2」(只今作成中)に続けます。)
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by darsana-te2ha | 2007-12-23 17:27 | いろいろ感想文


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