2008年 01月 23日
嗚呼金融植民地ニッポン。現状と今後についてのメモ。
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「船井幸雄.com|船井幸雄のいま知らせたいこと 『まずは事実を知り、肯定からはじめよう』」より引用(保守系の月刊誌『ぺるそーな』からの再引用になります。)
ゼロ金利はアメリカの都合で強いられて来た。金利を上げれば、アメリカに回っていた資金が還流する。2000年のG7でこんなことがあった。とき蔵相・宮沢喜一がルービンの後任ローレンス・サマーズに申し入れる。
 「日本の金利を4%に引き上げたいんですが・・・」
 サマーズはこれを一喝のもとに斥(しりぞ)ける。スゴスゴ引き下がる宮沢を見送り、サマーズは言う。
 「オイ、見ろ。あいつはオレのいうことなら何でも聞くんだ」

 のちにサマーズはハーヴァード大学の学長になった。
前首相・小泉鈍一郎は、一億円もかけたテレビ・コマーシャルで呼びかけた。
 『インベスト・ジャパン!』
 日本に投資せよ!というが、日本にカネはダブついている。それが自らの政策の不備から行き場を失っている。おまけに外国の大手投資ファウンドは日本の銀行から安い金利でカネを借り、日本の資産を買い占めている。
 そのころ外人記者クラブで、一人の青年と思わぬ出会いをした。
数年前、アメリカで調べものをしたおり、助手に雇ったユダヤ系の青年だ。コロンビア大学の研究室で助手をしていた。
 「あれ、日本で何をしているの?」
 「ファウンド・マネージャーをしています。土地や債権の買い占めです」
 「なんだ、日本買い占めの先兵かい。儲かりますか?」
 「儲かるなんてもんじゃない。ウハウハですよ。だいたい日本の銀行家は金融工学の何たるかを知らない。土地を担保にカネを貸すだけなら、猿でも出来ますよ。バンカーで御座いなんて言って欲しくないね」
 「日本のカネを安い全利で借りて日本を買い占めてるんだな」
 「そういうこと。小泉はどうかしているよ」

 心底、愉快そうに笑った。小泉を演出しているのは財務省だ。もともと小泉は「大蔵族」で、これほど大蔵コンプレックスの強い首相も珍しい。
 ゼロ金利もさることながら、問題は日本が抱え込まされた膨大なアメリカ国債だ。官民合わせて300兆円分を超えると目される。これを主導したのが大蔵省だ

 財務省(大蔵省)批判は拙ブログでも以前書きましたが、90年代末に省庁再編で分割された後は特に、国益は二の次で“強きにおもねり弱きを挫く”財務省(大蔵省)のようですね。

 いわゆる金融ビッグバン発祥国イギリスが、今回のサブプライム問題で経営難に陥ったノーザンロック銀行を実質国有化するとかで、10年前にあれだけ喧伝された、『日本の金融を正常化するのに金融ビッグバンが必要である論』の行き着く先が、今回のノーザンロックの破綻に現れていませんか。
 今後米英を中心とした金融機関の不良債権問題が更に深刻化するようですね。実体経済から離れた巨額の抽象的な数字が飛び交うだけのグローバルな賭場でギャンブルやってんのか? としか思えなかった行過ぎた金融の自由化は自壊を招いてしまうようですな。

 ここのとこの世界同時株安は、アメリカを中心とした金融会社がサブプライムローンの損失穴埋めのために、世界中からの資金を引き上げていることから起きているとか。
 藤原直哉氏によれば、レバレッジかけまくりの色んな金融資産(船の運賃の先物まで含まれていたそうです)が、サブプライム問題をきっかけとした損失穴埋めのための現金化のために売られ始めてるそうで、世界的な信用収縮のスタートの段階が現在だそうです。投機的に先物などで買われていた金や原油もそこに含まれているので、金や原油といった実物資産の値段も今後しばらくは値下り傾向になっていくそうです(信用収縮の影響が今後実体経済にも出てくるようなので、それなりに覚悟と準備が必要なようですが…)。

 関連して、成る程なと思える下記のようなご意見もありました。
「新井信介のホームページ「京の風」: 人類社会に、どんな運命が?」より
ただ、本当に、今回の事態で、私たちは、考えないといけません。

 食料とエネルギーを、 家庭・隣組・町内会・市町村などの、各段階で、
自給自足できる体制・・・自給圏ネットワークを作ることを、今後の日本再生の、
基本としないと、 人間個人の生活に、未来が創造されてきません。

 通貨を中心に考えると、今後も、 私たちの生活は、企業活動(雇用・株式・税収)と、
官僚(特権意識)、国(法律)、投機資金 との間で、前後左右に、翻弄され続けます。


 この「翻弄」は、足場を失っていく、弱者の実生活と、心を壊します。
 今は、まだ、この分野での発言や活動に、手が回りませんが、
 こちらも、きわめて重要な問題です。

 まずは、日本人の出発点の確認作業です。

(太字は全て引用者)

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by darsana-te2ha | 2008-01-23 13:40 | いろいろ感想文


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