2008年 03月 11日
東京大空襲の日に大いなる『?』。これも竹中平蔵元大臣の「成果」の一つですかね。
 63年前の今日、東京下町が焼け野原になってしまった東京大空襲のあった日です。

 当時中学生で学徒動員で両国へ通っていた父は、空襲のあった翌朝、自宅のあったS駅から空襲のため不通になっていた総武線の線路を徒歩で両国に向かったんですが、秋葉原を過ぎ隅田川に近づくにつれて沿線に黒山の焼死体があるのを見、今でもその時の惨状は忘れられないと言っていました。

 東京大空襲と関東大震災、ロックフェラーを結ぶ点と線について、下記のブログに詳しいです。

ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 「関東大震災・東京大空襲・ロックフェラー」



 そんな日にアメリカのファンドがらみで下記のようなニュースが‥

東京スター銀が3年弱で上場廃止、ファンドによる企業転がしとの指摘も 2008年 03月 10日 12:34 JST | Reuters より
 「法令的には問題はない。しかし、モラルの問題は残る」――。金融庁幹部は、今回の上場廃止の経緯をこう評価する。

 同銀の筆頭株主は、米投資ファンドのローンスター。破たんした旧東京相和銀行を2001年に400億円で買収し、2005年10月25日に東証1部へ上場させた。ローンスターは約30%の株式を約830億円で売却し、得た利益は約700億円。初値は41万5000円となり、公開価格43万円を3%下回った。主幹事だった日興シティグループ証券には「ローンスターに儲けさせるために、公開価格を割高に設定した」(大手証券幹部)との批判が浴びせられた。

 今回のTOBは、ローンスターが上場時に売り残した約68%を売却するためのものだ。上場以降、この持ち分売却を狙っていたローンスターは昨年、2回の入札を実施。関係者によると最終入札に残ったのは米投資ファンドのTPGと外資系投資ファンドのRHJインターナショナル(旧リップルウッド)、それにAPの3陣営。結局、1株42万円のTOB価格を提示したAPが競り勝った。

 APはその後、TOB価格を1株36万円に引き下げたが、ローンスターは今回のTOB応募で売却代金1700億円を得て、1400億円の利益を手に入れた計算になる。その代償が、東京スターの非上場化というわけだ。ローンスターのアドバイザーを務めたクレディ・スイス証券・M&A統括本部長の小谷野薫氏は「非常にクリエイティブなディールだった」と自賛するが、国内投信会社のあるファンドマネージャーは「東京スター銀はファンドの都合で上場されて、ファンドの都合で上場廃止になった」と解説する。中には「こういうのを企業転がしと言うのではないか」(大手銀行運用担当幹部)との指摘さえ出ている。


 一般投資家は上場時に一株40万超で掴まされた株を、3年後に上場廃止で30万前後で売らなくてならなくなってしまったわけです。これって損した者の「自己責任」、情報収集力の無さのせいにされてしまうんでしょうか?
 これも竹中元大臣の行った「成果」の一つでしょうか。


a0054997_1174658.jpg ところで、ローンスターというアメリカのファンドは、上記引用記事にあるように旧東京相和銀行を2001年に400億円で買収し、2005年10月25日に東証1部へ上場させ約30%の株式を約830億円で売却し、約700億円を利益を得たとか。このときのローンスターの日本法人のCEOが大蔵官僚出身の久保田勇夫氏(写真)。要はアメリカのハゲタカ系ファンドに天下ったってことでしょう。最近の財務省が新自由主義的な政策に走るのは、天下り先確保のために米系ファンドと阿吽の呼吸があるのでは? と疑ってしまいたくなります。
 財務官僚の外資系ファンドへの天下りの実態ってどうなってんでしょうか?


久保田勇夫氏の経歴(wikipediaより)
人物・履歴

福岡県福岡市出身。大学卒業後大蔵省に入省。国際金融局次長まで昇り詰めたが、榊原英資に局長の席を譲ることとなり、旧国土庁へ出向、国土事務次官職を最後に退官した。

その後、アメリカの投資会社・ローンスターの日本法人、ローンスター・ジャパン・アクイジッションズ・LLCの会長になったが、出身である福岡を地盤とする西日本シティ銀行の顧問に就任し、頭取になった

* なお、西日本シティ銀行は合併以来2代続けて大蔵省出身者が頭取を務めている。

著書に『役人道入門 理想の官僚を目指して』(中央公論新社刊、2002年)があり、タイトルこそは物議を醸したが、大蔵省のキャリア出身のエリートとは云え、国土庁に出向するなどあまり役人面していないという評価もある[要出典]。

頭取就任直後の同行のトップページでは、そんな人柄からか、「汗をかく、エキスパート」と紹介されていた。

略歴

* 1961年3月 福岡県立修猷館高等学校卒業
* 1966年3月 東京大学法学部卒業
* 1966年4月 大蔵省入省。

同期に中島義雄、中山成彬、小山嘉昭(駐ルーマニア大使、日銀監事)、森末暢博(弁護士、東海東京証券監事)など

* 1969年6月 オックスフォード大学修士号取得
* 1997年7月 国土庁長官官房長就任
* 1999年7月 国土事務次官就任
* 2000年9月 国土庁を退官、都市基盤整備公団副総裁就任
* 2002年7月 ローンスター・ジャパン・アクイジッションズ・LLC会長就任
* 2003年4月 帝京大学経済学部教授(国際金融論担当)
* 2006年5月 西日本シティ銀行顧問
* 2006年6月 西日本シティ銀行頭取

(太字=引用者)

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by darsana-te2ha | 2008-03-11 00:50 | 日米関係


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