2008年 10月 03日
刻々と世界情勢の変化を告げる大きなニュースが飛び込んできますね。-1
 最近気になった、世界情勢を占う上で重要だと思われたニュースを、取り急ぎな形で書きます。

2008年10月2日 17時55分 共同通信
ヒル氏、北朝鮮滞在を延長 核計画検証方法で協議続行 | エキサイトニュース
より
【ソウル2日共同】北朝鮮の核計画申告の検証方法をめぐる交渉のため訪朝した6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は2日、ソウルに同日午後戻る予定だったが滞在を延長し、協議を続行した。韓国外交通商省当局者は、滞在延長の具体的理由を不明とした上で「良い兆候だと考えている。長くなるということは北朝鮮にも交渉の意思があるということ」と述べ、米朝間で実質的な話し合いが進行中との見方を示した。

 アメリカが何故このタイミングで北朝鮮に対して動き出したのか? と思ったら下記のニュースが…
記事入力 : 2008/09/30 08:41:39
韓ロ首脳会談:戦略的パートナー関係に格上げへ | Chosun Online | 朝鮮日報
北朝鮮を経由するパイプライン建設を推進
より
 李明博(イ・ミョンバク)大統領とドミトリー・メドベージェフ・ロシア大統領は29日午後(現地時間)、モスクワのクレムリン大宮殿で首脳会談を行った。両首脳は両国関係について、経済だけでなく政治・外交・国防などすべての分野にわたって実質的な協力を拡大する「戦略的協力パートナー関係」に格上げする、という内容を盛り込んだ共同声明10項目を発表した。

 両首脳は会談で、早ければ2015年から少なくとも年間750 万トン(韓国の総需要の20%)のロシア産天然ガス(PNG)を韓国に導入する事業を推進することで合意した。このため、両国の国営企業である韓国ガス公社とロシアのガスプロムは、両首脳が出席する中、ロシア国境から北朝鮮を通過し韓国へとつながるガスパイプラインの建設に関する共同研究などの内容を盛り込んだ了解覚書を締結した。

 親米といわれた李明博大統領のもとでこの調印(!)。北朝鮮も韓国もともに世界多極化への情勢変化(=アメリカ弱体化)をにらみながら米中露という大国3カ国を天秤にかけ、上手に外交をやってるようですね(手段は片や経済の力、片や核兵器による恫喝という対照的なやり方ではありますが…w)。
 どのような結果を招くかは未知数ですが、今後の日本の外交を考える上で一つのモデルケースorヒントになるのでは。

 モスクワ在住北野幸伯氏によれば、ロシアはアメリカの覇権没落はほぼ確実と見てるようです。
 米没落後のロシアのとって最大の脅威は中国と見てるそうです。なのでロシアは天然ガスのパイプラインを中国に直接引くのを躊躇してるそうで、まず日本に引きたがっていたようですが、その前に中国国内をまったく経由しない北朝鮮~韓国ルートが先に決まりましたね。このルートを使って、大型船が入港可能な韓国国内から東アジアやアメリカ大陸への輸送の利便性も高まるわけですし。
 韓国との今回の調印はロシアの対中包囲網を作り上げるための大きな一歩なのでしょう。中国がこれに対してどういう対抗手段に出るのか? ヒル次官補の今回の訪朝には米国のみならず中国政府の意向が強く働いているのかも、なんて素人推理。


 もう一つ米露新冷戦の動きとして、グルジア国内でのロシアの巻き返しのニュース。水面下でまだ続いておりますね。
08年10月2日 16時13分 共同通信
グルジア大統領の責任追及 ロシアとの紛争で前国会議長 | エキサイトニュース
より
 【トビリシ2日共同】2度にわたりグルジア暫定大統領を務め、サーカシビリ大統領と並ぶ有力政治家とされるブルジャナゼ前国会議長(44)=女性=は1日、トビリシで共同通信に対し、南オセチア自治州をめぐるロシアとの紛争について大統領の責任を追及、辞任を求めていく考えを明確にした。親欧米・反ロシア姿勢を明確にし先鋭的ともされる大統領に対し、同氏はロシアとの関係改善に前向き。

 日本も今回の米国発の金融不安で、ようやくここのところの世界の変化の波に多くの人々が気付くようになったみたいですね。政治的圧力のバイアスの比較的かかりにくい、ネットによる情報伝達が浸透してきたというのも大きいかもしれませんね。

以下「刻々と世界情勢の変化を告げる大きなニュースが飛び込んできますね。-2」に続きます。
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by darsana-te2ha | 2008-10-03 01:00 | 世界情勢


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