2008年 12月 20日
米国債の動きなどを見て徒然に妄想してみました。依存国家日本を終わらせるチャンス到来。
米国債のCDSが過去最高水準に、FRBの追加金融対策受け| ビジネスニュース| Reutersより
長期的な米政府の財政状況をめぐる懸念は高まったものの、米国債を回避する動きにはつながっていない。景気が低迷する中、安定的な投資収益を確保するために債券の需要は堅調に推移するとの見方から、30年債は3ポイント以上値上がりした。

 だそうで、次から次へと公的資金注入の決定を行い財政赤字がふくらむ恐れがあるにもかかわらず、米国債には買い手が多いようですね。投機資金の避難先や「日本を守るのに右も左もない」さんのおっしゃるようにFRBによる買いというのもあるのでしょうか。関連して↓こんな記事が…

中国、10月の米国債買い増し額、最高を記録 2008/12/18(木) 12:27:51 [サーチナ]
より
米国財務省の発表によると、中国は10月に米国債659億ドルを買い増し、単月としては米国債買い増し額の最高を記録した。

  10月末現在の中国の米国債残高は6529億ドルで、引き続き日本を超えて米国債の最大保有国である。2位の日本は5855億ドル、3位のイギリスは3602億ドルで、日中英三カ国の米国債保有額の合計は総額の52.5%を占めている。

  中国は08年下半期に入り、米国債の買い増しを加速している。7月は6月より150億ドル、8月は7月より237億ドル増え、9月は446億ドル、10月に至っては659億ドルまで増加した。

中国が米国に警告「経済改革せねば国債買わない」 2008/12/19(金) 13:15:00 [サーチナ]
環球時報などによると中国当局は17日、米国に対して「タイミングよく必要な経済改革を行わないならば、米国債の購入を停止する可能性がある」と警告した。

  ただし、上海社会科学院金融センターの潘正彦副主任が「中国が米国債を買っているのは収益性だけの問題ではない。外貨準備の安全性の問題がある。他の通貨に比べて米ドルは相対的には安全だ。したがって、中国は米国債の保有を続けるだろう」と述べるなど、中国の専門家の間では、「購入停止」はあくまでも警告で、2009年も中国は米国債の購入を続けるとの見方が多い。(編集担当:如月隼人)

 ロシアとの貿易決済でのドルの使用を止めドル機軸体制の弱体化を助長させる一方で、米国債買いを大々的に行う中国。なかなかしたたかですね。

 グリーンスパンは住宅バブルを誘発させて世界の投資(投機)資金をアメリカに集め、ドル機軸体制の維持に成功したようですが、バーナンキは公共事業バブルを煽って、米国債バブルを起こさせ世界のマネーを集めるつもりなんですかね?
 とりあえず、中国がある程度米国債を買い支えてアメリカに資金還流をさせてるようなので、その土台の上にいかに世界中の資金を集められるかなんでしょう。
 しかし、上記のことの前提となるであろうアメリカ人の借金中毒・消費中毒というのは今後も続いていくんですかね? 今回の不景気をきっかけに多くのアメリカ人が自らが罹っている中毒を自覚してしまうことを、バーナンキやFRBはもっとも恐れているのかもしれませんねw。そのためにも早いとこ次のバブルがアメリカで起こるようにメディア戦略も含めあれこれ手を打つんでしょうかw。また北米経済統合ということを考えるとメキシコの貧しい人たちの購買意欲というのは大きいかもしれませんね。

 また現在の経済成長センターである新興国、特に成長著しく人口も多いインド・中国へ世界から投資資金の多くが流入することでアメリカへの投資が減ってしまうのを防ぐのに、アフガニスタンでの戦争継続というのは、地理的にも有効なのかもしれません。
 先だってのようにインドでテロや紛争を起こしたり、中国や東アジアへの石油の輸送の妨害に、アフガニスタン(&パキスタン)での戦争って大いに利用できますもんね。

a0054997_22431175.jpg


 しかし2010年を予定してる湾岸産油諸国による共通通貨立ち上げというのも、ドル需要が確実に減るでしょうからアメリカには困りモノでしょう。それを阻止するために脅しのための軍事行為を行いますかね。ただ、中国が中東産油国での自国の権益を優先させて、米国債売りをブラフにアメリカを説き伏せ戦争を阻止させる可能性もありそうですが…。
 先日ロシアがべネゼエラでの合同軍事演習に参加した軍艦を冷戦後初めてキューバに寄港させたそうですが、これって中南米諸国による貿易決済のドル離れに対する支援の意志を示す示威行為というか、アメリカの「庭」である中南米諸国への米軍による軍事圧力へのけん制的意味があるように思います。
 中南米だけでなく湾岸産油国の共通通貨立ち上げ応援デモンストレーションのためなのか、中東へのロシア艦船の寄港・演習というのがこの10月にあったようですね。

露軍艦がリビア寄港へ - MSN産経ニュース 2008.10.1 21:55より
インタファクス通信によると、ロシア海軍は1日、南米ベネズエラとの合同軍事演習のためカリブ海に向かっている北方艦隊の原子力巡洋艦「ピョートル大帝」などの艦隊が近く、リビアの首都トリポリに寄港し、地中海で演習を行うと表明した。

 艦隊は5日に地中海に入り、地中海に面する他の港にも立ち寄る予定という。

 ロシア海軍は地中海への活動拡大を目指し、シリアのタルトス港を補給基地として利用する方針で、同港を訪れる可能性も指摘されている。(共同)

 2010年の湾岸共通通貨立ち上げというのがドル基軸体制崩壊の合図になるのしょうか。それまでは中国が、自国の輸出産業を守るためにも米国債を買い支えるのですかね。
 日本は米中露による覇権を巡る駆け引きの影に隠れ、世界の政治経済での地位が下がるのでしょうが、依存国家からの脱出には大きなチャンスではないかと思います。向こう2~3年、大きな変動とチャンスが日本にやってくるのではないでしょうか。
(太字は全て当ブログ管理者)

[PR]

by darsana-te2ha | 2008-12-20 21:22 | 世界情勢


<< やはりというべきか「07年日本...      麻生内閣支持率急落の報道の影で... >>