2009年 02月 14日
日テレ「ニュースZERO」。故意なのか単なる勉強不足なのか「カイカク」プロパガンダ放送やってました。
 今夜の日テレ「ニュースZERO」。「国債の発行で不景気になる可能性がある」と説明用のボードを使って丁寧に解説(?)してましたが、これってマネタリスト系の所謂「カイカク」派エコノミストさんたちがよく口にするロジックですよね。サブプライムショック後のアメリカを観ればわかるように、明らかに失敗した新自由主義型の金融重視経済政策の基礎となった考え方じゃないすか。

 番組では村尾キャスターが「国債の発行によって、金融機関の資金が国債に流れ、その分民間企業が資金不足になって金利が上がる」と説明してましたが、それって'70年代のような民間の資金需要が多いときの話でしょ。
 今の日本のようなデフレ下では逆に資金需要が無くて、金利が限りなくゼロに近いという事実を見逃してます。こういうときには逆に国債の発行によって需要を創出してかないと、経済そのものがメルトダウンしてしまうのではないですか。


 また英米の国債の金利がここに来て上がった話をしてましたが、それは実体経済を軽視した金融重視のイカサマ強奪経済運営の失敗が明らかとなった両国の経済や通貨への信任が下がったことで、両国の国債の買い手が減ったからでしょ(実際に両国ともデフォルトの危機すらあるようですからね)。

 日テレ「ニュースZERO」さんてば、私のような素人でもちょっと勉強すればわかるような上記のような基本的な知識すら欠いてませんか。
 ま、新自由主義的な供給側重視・マネタリズム重視の経済運営(いわゆる「カイカク」ってやつですね)を今後とも続けさせるためのプロパガンダが目的なのでしたら理解できないことないすけど…。

 ただ新自由主義型「カイカク」を今後とも続けてくと、日本は益々おかしくなっていくだけでしょうけど、それでもいい、外資を含めた一部企業だけが儲かりゃ良い、アメリカ国債買ってりゃ良い、なんていう下心でもあるんでしょうかね?

 昨年・一昨年と他局に先駆けて日本の貧困問題について丁寧な取材を続けられていて個人的に評価していた日テレ「ニュースZERO」さんだっただけに、今夜はがっかりさせられました。


PS.「かんぽの宿」のオリックスへの不透明な安売り売却が中止になったそうですが、そのことは良かったと思いますが、これで幕引きさせてはいけないのでは。
 今回のような一部企業のみの利権を生むような、たとえば4社分社化のような構造的な欠陥のある郵政民営化そのもののイカサマぶりについてもっと徹底的に追求していく必要があると思います。
 衆院の解散までもちらつかせて与党執行部を恫喝し、必死に郵政民営化再考の流れを阻止しようとする小泉氏を見てて思うのは、郵政民営化の裏にバレたらまずいことが色々あるんじゃないか、ってことですよね。
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by darsana-te2ha | 2009-02-14 02:36 | いろいろ感想文


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