2009年 04月 20日
オバマ大統領のことなどを音楽やアートにからめて徒然に…
今回は音楽のお話を少し…。

Hotel Babo by Pili Pili (参加面子等詳しくはこちら
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 このアルバム凄くいいです。飛べますw。アフリカを素材にしたジャジーで詩的な音楽。バンドのリーダーであるJASPER VAN'T HOFは、70年代から活躍してるオランダ生まれのジャズピアニスト。
 『私たちニグロは公に意志を発することをあえてしなかった、音楽を通じてそれをした』というBIG BAND JAZZ界の巨匠デューク・エリントンの言葉がアナログ盤の裏ジャケに記されています。言葉も氏名も共同体も破壊され失ってきたアフロ系アメリカ人たちが、しかしそれでも今日まで連綿とアフリカ的なものを守ってこれてきた知恵なんでしょうかね。凄まじい歴史ではありますが…。

 日本人の「阿吽の呼吸」とか「以心伝心」とかと共通する意志の伝達方法かもしれません。こういうのを奴隷主(白人支配者層)は凄く嫌がったのでしょう。同じ恐怖心からでしょうけど、「クローニー(身内)資本主義」と言ってアジア人をバカにしたり、「グローバル標準」とか言って自分たちのやり方を押し付けて来たのは、自分たちの意志どおりに相手をコントロールするための白人支配者層たちの方便というか悪知恵なんでしょうね(そんな彼らの悪知恵を真に受けて日本人を小バカにしてるのが、アメリカかぶれの日本のインテリサンたち)。

 かつてピカソが絶賛したアフリカの彫刻ですが、伝統的なアフリカの村では、彫刻を作るとき、彫刻家は村の広場で制作するそうです。広場で村人の声をより多く聞き入れて作られた彫刻が良いものとされたそうです。芸術において個の表現を重視するヨーロッパとは180度違う考え方ではないでしょうか。

 オバマの登場で、そんなアフリカ的なコミュニティ重視主義が政治に反映されるといいなと思うのですが、実際のところはどうなんでしょうかね?
 芸術の世界では早くも100年前から、当時行き詰りを見せていたヨーロッパ的な一点透視法的な物の見方を超えるためにヨーロッパ以外の文化圏の表現作品、中でもピカソあたりを中心としてアフリカ的なものが引用され、それまでのヨーロッパ的な物の見方を壊し修正していくことに成功しました。とはいうもののビジネスとしてのアートは現在に到るまで、画廊を支配するユダヤ系、作品を買う白人エスタブリッシュメントという構図が強固に続いたままのようです。
 アートの世界と同じようにオバマも欧米エスタブリッシュメントの延命を助けるための外部の血ということになってしまうのでしょうか?

 二十数年前の1984年に初めてアメリカを旅行した際、ちょうど大統領選の予備選をやってて民主党の黒人政治家であるジェシー・ジャクソン師が出馬してましたが、やはりというべきか大差で予備選で敗れてしまいました。当時、僕個人的には自分が生きてる間には黒人大統領が誕生することは無いんだろうなと思ってましたが、あっさり実現してしまいましたものね。
 オバマ大統領がエスタブリッシュメントやウォール街の傀儡でしかないというのは言えてると思いますが、行きつ戻りつしつつも少しづつでも世界が良くなっていくことを、個人的には強く希望します。
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by darsana-te2ha | 2009-04-20 23:12 | 世界情勢


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