2009年 05月 11日
陰謀系とはちょっと違う、経済を中心とした現状分析についてのオハナシ…
 下記の本論書いてる間に、動きがあって急遽冒頭にて触れさせていただきますが、小沢さん党首を辞めちゃいましたね。
 止むを得ない面もあるのでしょうか。
 次の党首が誰がなるかってのが大きいですね。個人的には長妻党首、連肪幹事長なんて選挙的にも面白い気がします。ただこの二人だと地方にはちょっと弱いのかな…(←無責任な思いつき妄想なのでお許しを)。 


 ということで、以下本論。
 今回の、経済を中心とした世界的な大きな変化について、所謂陰謀系の方々は、わりと悲観的に状況を見てられるようですが、今回はそれらとは一線を画す考え方の方々の文章から引用させていただきました。

 他人様の書いたもの引用してないで自分でちゃんと書けー、って声も聞こえそうですが…(苦笑)。
 自分の情報処理能力だと下記の方々のようにしっかりとした意見として発信できる確固たるものがまだ未成熟でして、お許しください。

「社説・第2の開国を!」より
日本社会の豊かさを保証したのは、自動車と家電を代表とする国内のグローバル企業による貿易収入である。特にトヨタ自動車は、もっとも日本的な企業として、国内市場はもちろん世界市場においても「俊敏なガリバー」のような動きで他社を圧倒し、国内に利益を還元した。年間売上高が21兆円という数字は、日本の国家歳入(売上げ)が80兆円程度であることを考えても、とてつもない数字だ。この売上げが金融恐慌で大幅に落ちる。

(中略)

これまでの売上げが1000だとしたら、これからは600しか売れない。4割減である。隙間にねじこんで市場を拡大するビジネスも、まだまだあるだろうが、戦後社会の本道を歩んできた産業は、4割のダウンになると考えるべきだ。そして4割でも生き延びられる道を模索すべきだ。毎年10%の右肩上がりの成長を期待することは出来ない。トヨタでいえば、600万台が実需の数であり、あとの400万台近くはバブルの部分であったと思うべきだ。これからの社会は実需の範囲で生産効率と品質を高めていくことがテーマになる。量的拡大の時代は終わって、質的充実の時代が始まっているのだから。

(中略)

もういちど日本全体のこととして考えてみよう。日本の豊かさは貿易による外資獲得で支えられてきた。トヨタの20兆円の4割が失われるとすると、その8兆円を、別な形で補完しなければならない。しかし、この8兆円はトヨタ自動車が復活して、再び1000万台を目指す進軍が始まるわけではなく、第2のトヨタが生まれてくる希望はもはやない。戦後日本ががむしゃらに邁進した活力は、すでに中国やインドに重心が移っているのは間違いない。

(中略)

2009年が不幸な世紀の始まりではなく、生き生きとした個人の時代が開始された年であることを願ってやまない。


 また、こんな見方もありました…
「新井信介のホームページ「京の風」: 自然から乖離した工業化の成れの果て。」より
まず、輸出主導型の日本の産業界は、 最早、復活できないのか? と、いう弱気の見方について。

いえいえ、とんでもない。
世界の人間がほしがる工業製品を作っているのですから、つぶれません。

まして、工業化の中でも、もっとも、環境対応技術を持っているのです。
ただ、社会のシステムが、 工業生産を優先し、個人の生命感覚を無視しているのが、問題なのです。

別の言葉でいうと、日本の農業や地域社会を犠牲にして、日本からの輸出を最高善にしたのが、間違いだったのです。

よって、今後は、より、人間性と身体性を重視した、グローバル化が、進められます。


(中略)

これまでの近代化の駆動力は、自然から乖離して、強者の発想ばかりでしたが、これに対し、魂の次元から、反省が始まっています。

そして、これまでは、弱者は、発展の邪魔者として排除されてきたのですが、今回の「文明転換」・・・サブプライム破綻後の本質は、これ ・・・ では、 

人間の意識は、 生きている自分の すぐ周囲の命とのつながり ・・・これは、現実に存在する実体です ・・・  に向かいます。

これまでの文明では、そうしたつながりを切ってまで、個人の 栄誉や財力 (これらは、人間の頭が考え出した架空のもの)を、求めさせてきたのです。
 
しかし、それが、破綻したのです。

 以上お二方とも同じような状況分析をされておりますね。
 いずれにせよ大きな転換点に我々が今いるってことのようです。そしてこの先は、私たちの状況分析ややり方次第で地球や人間にとってポジティブな方向へ進んでいける可能性も強いということのようです。

 日本の「改革派」が憧れるアメリカは、強欲な金融機関に乗っ取られた国家のようです(アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報 No.873 金融機関にのっとられた国)。
 ここ10年余「改革」を律儀に行ってきた日本も、既に似たようなものかもしれないけど、少なくともアメリカよりは多少マシだと考えたいです。持続可能な環境重視の社会ということを考えた時、全体としてのお金やモノが減るのは止むを得ないかもしれないけど、しかしこれ以上傾斜配分を強めて格差を広げることは阻止しないと。それこそ日本衰退の加速化になってしまうと思います。
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by darsana-te2ha | 2009-05-11 23:59 | 世界情勢


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