カテゴリ:日米関係( 55 )

2006年 02月 04日
「日本政府は唯々諾々として米国政府に従順に従っている。」
 もうひとかた、政治評論家の森田実さんのHPからです。

「2006年森田実政治日誌[72]」より
(以下引用)
 小泉政権の経済政策の真の決定者は米国政府である。米国政府は、日本政府が公共事業を行うことに反対である。公共事業によってつくられる社会資本は日本国民の財産になる。公共事業は雇用を促進し、景気を良くする。日本経済は成長する。日本国民の貯蓄は日本国内の投資に向けられる。成長は国の財政を潤す。
 米国政府が日本に求めているのは、日本国民の巨大な貯蓄が米国に環流し、米国のために使われることである。このためには、日本経済を長期不況状況に固定化しなければならない。不況になれば、巨大な日本の貯蓄は日本では使われず、米国に流れる。これが米国政府が日本政府の経済政策に干渉して、不況政策をとらせてきた最大の理由である。日本政府は唯々諾々として米国政府に従順に従っている。
 米国政府が日本に徹底的な規制緩和を求めつづけているのは、米国巨大資本が日本経済の中に自由に入ることができるようにするためである。「完全な市場経済」を日本にとらせることによって日本を米国巨大資本の支配下におくためである。「完全な市場経済」下においては、強者が勝ち弱者が敗れる。巨大な米国資本が勝ち、弱い日本の企業は滅びる。極端な市場主義の展開の中で、日本経済は米国資本の支配下におかれるようになった。
 金融業も流通業も食品産業も、米国資本の手に握られてしまった。最近では製造業も米国資本の支配下におかれている。やがて総合建設企業(ゼネコン)の多くも、米国資本の支配下におかれることになるだろう。
(引用以上・傍線当ブログ管理者)

 内閣周辺の人物が仕切るというマスコミ部隊があって(安倍幹事長かその周辺人物が仕切ってるとネット上で言われてる)、主要マスコミの中枢の関係者によって構成されてるそうです。現内閣の反対派のスキャンダルリーク、現政権のよいしょ記事等をバックアップしてるそうな。資金も潤沢らしい。
 「改革推進派」オリックスの宮内社長がバックにいるという村上ファンドも、日米政府とつながる日本経済攻撃隊の実働隊ではなかろうか。日米両政府がバックについているので、村上氏は多少のヤバイことやっても、かかる筋のもみ消し工作によって、ホリエモンのようなことには多分ならないんでしょう。

Excite エキサイト : 主要ニュース
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by darsana-te2ha | 2006-02-04 15:02 | 日米関係
2006年 02月 01日
イカサマ改革の盟主アメリカ
Excite エキサイト : 国際ニュース

 「圧政の終結」って圧政の張本人はおまえだろってw。アブグレイブで何をやってきたのですか? イランを敵視してるけど、単に石油利権の邪魔をされたくないだけなんじゃないの? アメリカのWスタンダードには世界中が辟易してますよ、パンツをはいた純ちゃん除いて…w
 京都議定書に調印できなかったブッシュが、「代替エネルギー化を促進」なんか本当に出来るのか? これまで原油価格低迷で割があわないからと供給を止めていたアメリカ国内の油田を、今般の石油値上がりに乗じて再開させる動きもあるそうですね。ブッシュ一族はテキサスの石油利権にからんでるって言うし…

 アメリカのやり口というのは、戦前の日本やヨーロッパのように、領土を植民地にするのではなく、その国の中枢や文化を支配する、いわばソフトに対する植民地政策で、その利点は、その国が必要なくなったら、無駄な戦争もせずにすぐ逃げられるし、かつてのヨーロッパや日本のような「邪悪な帝国主義」とは別物であると内外に認識させられるという一石二鳥なのでは。実態は20世紀後半型帝国主義でしかない。 それもかなりタチの悪い…。

アメリカがタイでやってきた「構造改革」。その顛末
http://tanakanews.com/e0108thai.htm

お膝元中南米でアメリカは‥
http://tanakanews.com/f0306LaAm.htm

 タイや中南米でおこなってきたのと同じことを日本で進めているアメリカ。生み出される利権に群がる政治家、官僚、企業によってそのイカサマぶりが隠蔽させられている。
 郵貯の民営化で郵貯の資産300兆円は、日本国債より利率のいい米国債や、民間ファンドへ流れる。代わりに現在郵貯によって購入されている約100兆円の日本国債が売られる。買手が見つからない場合、国債の暴落による経済の混乱が招かれ、困窮した日本に、アメリカおかかえのIMFが「救済」にやってくる。「管財人」IMFは、かつて長銀をリップルウッドが買い叩いたように、日本国内のめぼしい資産を外資に格安で売り払う。
 以上のように日本の乗っ取り、日本の国力を叩き潰すというのが、今進められている「構造改革」という名のアメリカのシナリオでしゃないでしょうか?

立花隆の「メディア・ソシオ・ポリティクス」から
(以下引用)
郵政公社が(ひいては政府が)かかえこんでいた、そのとてつもない量の資金を、早くグローバルな金融資本市場に放り出させ、一刻も早く国際金融資本家たちが互いにキバをむき出しあってその取り合いをするにまかせよということなのだ。
(引用以上)
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by darsana-te2ha | 2006-02-01 13:03 | 日米関係
2006年 01月 28日
竹中大臣とアメリカがNHKを乗っ取ろうとしているようですな。
 竹中総務大臣がNHKの民営化を画策してるらしいです。
 民放に続きNHKをも支配下におさめ、情報のコントロールをさらに進めていこうとしているのか。

「2005年森田実政治日誌」より
(以下引用)
日本の広告業界は、事実上、丸ごと、アメリカに買収された。日本の広告業界は巨大独占体のもとに一元化されている。この巨大独占体がアメリカ巨大資本に事実上買収され、アメリカのコントロール下に置かれれば、日本のマスコミを自由に操ることができる。マスコミ企業は広告巨大独占体に睨まれたら倒産させられてしまう。生きるためには巨大独占体の言うとおりにしなければならない。いまや巨大独占体はアメリカそのものといって過言ではない。ブッシュ政権の意向は、日本の広告業界、マスコミ界にそのまま通るようになっている。
 例外はNHKのみ。公共放送だからだ。NHKだけはアメリカも直接支配できないから、一方で政府・自民党を通じてNHKの政治報道に圧力をかけながら、他方で大新聞と民放テレビと雑誌ジャーナリズムを使ってNHKを解体させようとしている。NHKの民放化に成功すれば、NHKもアメリカと一体化した巨大独占体の支配下に組み入れられる。これが、NHKをめぐる事件の本質だ。NHKの最近の混乱の裏側で外国の諜報機関が暗躍したことは、関係者の間ではよく知られている。だから、日本国民はNHKを守らなければならないのである。だが、多くの国民は大新聞と民放のNHK攻撃によって惑わされている。
(引用以上)

「巨大独占体」ってもしかして「電通」のことでしょ?

 上記をお書きになった政治評論家森田さんは小泉批判のためにテレビ出演をほされてしまったそうです。日本はファシズムの国になりつつあると思うのは自分だけか(もうひとかた、かつてメディア上で竹中氏と双璧をなしていた経済専門家植草一秀氏も小泉政権を当初から批判しておられた。いわゆる「手鏡事件」以後、テレビではほとんどお目にかかれなくなってしまった。事件のでっちあげが裁判上争われたらしいです)。

「ついに明らかにされた、竹中平蔵の少年時代の秘密」(「ジャパン・ハンドラーズとアメリカ政治情報」より)

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by darsana-te2ha | 2006-01-28 00:46 | 日米関係
2006年 01月 16日
「絶望から出発しよう」 宮台 真司著
 朝から暖か。散歩した後、パソ&読書。夕方帳簿付け準備。

 宮台氏の著作を(「絶望から出発しよう」)、初めて読みましたが共感できる部分けっこう多かった(「バカ左翼」や親米愛国への違和感とか実に共感できた)。

 前半は援交やテレクラ、出会い系サイトに現れた社会の構造変化つうか、人々の意識の変化について触れられていて。これもけっこう面白かった。

 何故この本を読もうと思ったかというと、先の大戦敗戦から冷戦終結、イラク戦争に至るまでの日米関係について、突っ込んだ話しが書いてあったので。
 今の日本の対米追従政策は明らかにおかしいし、なぜそうなったのかについて、自分なりに考察しているところにスっと入ってきました。

 田中角栄についての日米関係からの視点による考察が面白かった。ようするに彼は、戦後初めて、アメリカから独り立ちし日本独自の外交、経済政策を行おうとしたために、アメリカから不興を買い、徹底的に叩かれてしまった、と(余談ですが最近橋本元首相も自民党内で地位が低くなってますが、彼も'97年だかに、アメリカ国内に預けてある日本が所有する膨大なアメリカ国債を売りたいことがあるという演説をぶって、アメリカ政府にヒンシュク買った過去があるらしいので…)。それを見て恐れおののいたのか、その後の首相たち(特に竹下以後)は自分たちの利権を第一として、ひたすらアメリカの言うことを聞く大人しい犬になってしまった、と。

 '80年代終わりから、アメリカ政府は自国の経済を守るために、日本に不当な圧力をかけたそうです。いわゆる内需拡大策ってやつですが、日本の得意分野だったハイテク産業、バイオ産業への政府補助をやめさせ、そのカネを土建業に回させた。利権がらみで濡れ手に粟の自民党政治家、官僚がまんまとそれに乗ってしまい、日本は国力を90年頃よりそがれていったとか。そのせいで国産OSであるトロンOS(無料配布を考えていたそうです)はウインドウズに敗れ、バイオはアメリカ、韓国に遅れをとるようになってしまったそうです(当時、アメリカはわざと韓国に半導体製造の技術を教示したそうです。その結果が、現在の世界を席巻する韓国製半導体)。かようにアメリカは自国の利益だったらなんでもやる国だと。たまたま冷戦があったので、反共政策のために日本に利他的計らいをしてくれたけど、アメリカはモンロー主義のころ変わらず基本的に閉鎖的な国で、冷戦が終わった'90年以降、それまでと同じものをアメリカに期待してた日本政府の愚かさが、ここまで国を疲弊させたのでは、というご意見、言い得てるなと思いました。合わせて北朝鮮問題での政府の失態もあぶり出してまして、非常に納得。

 実際'90年代後半くらいから、日本はほんと目に見えてヤバくなりましたよね。自分みたいな政治経済の素人でも明らかにおかしいと感じる状況ですからね。

 そんなヤバい状況を越えるための方法論、認識論が主なテーマですかね。先の大戦をどうとらえるか、ってのがやはり大きなテーマの一つになってますね。
 一種の敗戦ですね、今は。自民党(=冷戦体制に対処するためアメリカによって作られた政党と先日触れた「ならずもの国家アメリカ」にもありました)と官僚によってコントロールされてきた体制では、もうどうしようもないとこまで来てしまったってことでしょうね。
 具体的には官僚エリートや政治家をちゃんとチェックできる市民エリートを育成していくことが、最善の打開策であるとありました。変化をしていくために、まず今のシステムに対して絶望しましょう、ということが主な論旨でした。僕的にはおおいに納得できる内容でした。
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by darsana-te2ha | 2006-01-16 18:38 | 日米関係
2006年 01月 14日
「戦後」はまだ終わっていないみたいですね。
 子どもの朝食作ってから2度寝。散歩後、家事&パソ&帳簿付け準備。合間に読書。昨日図書館で借りてきた日米関係、経済関係の本を。「ならずもの国家アメリカ」(クライド・プレストウィッツ著・講談社刊)、タイトルは挑発的だけど、理知的で冷静にアメリカと日本、そして世界の関係を分析してる。

 戦後日本がゆがんだ形で発展した原因、大きなものは日本を共産主義の防波堤にしようとしたアメリカの思惑によるものだそうだ。日本をアメリカの忠実な属国にするために、日本のアジア侵略、太平洋戦争の戦争責任について十分に吟味しないまま(特に日本国内の早期の安定を優先するために、昭和天皇や官僚たちの責任について不問としてしまったこと)、今日まできてしまったことが大きい、とありました。先の大戦を総括し、正すところは正していかないと、今後も中国等からその部分について責められるだろうともありました。全くそのとおりだと思います。
 大東亜共栄圏の思想について、ある意味先見の明もあったんだとも思いますが、先だって読んだ「太平洋戦争とは何だったのか」にもあったように、その実現のプロセスに大きなミステイクがあったんだと思います。それはわれわれ日本人の未熟さによるものだったんだと思いますし、そこを直視して反省していかないことには、60年前と同じかそれ以上に未熟かもしれない今の日本の未来はやばいんじゃないでしょうか。外交の諸問題に関してアメリカにおんぶにだっこだったこれまでの60 年はそれで済んでましたが、このままだと今後アメリカは急速に国力が衰えていくでしょう(今回のイラク戦争における日本に対するアメリカの無理な要求もその兆候だと思います)。日本は世界と直で渡り合わなければならなくなる時代がじきにやってくるでしょう。そこで昨今のコイズミ首相のような独りよがりな子どもっぽい対応をしていたら、日本はほんと世界の笑いものになってしまいかねません。日本政府が今進めているように、このまま更なるアメリカの属国化が進んでいくようであれば、それはアメリカとの心中になりかねません。いずれにせよいろんな意味で困ることになるのはわれわれ国民です。

 今日はそんなことを考えながら読書していました
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by darsana-te2ha | 2006-01-14 00:34 | 日米関係