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2007年 09月 29日
ミャンマー問題追記。背後に民族問題、麻薬利権などがからんでいるようですね。
 前回書いたように敬虔な仏教徒の国で、なぜこのような残虐な行為が行われるのか不思議だったんですが、ミャンマーというかビルマ国内には根深い民族問題があるようですね。
 軍幹部が国内の民族対立の感情を利用して少数民族出身の兵の憎しみをあおって、本来暴力を与えることがタブーとされている仏教僧に対して苛烈な暴力をふるわせたのかもしれません。
 またビルマの山岳地帯はいわゆる「黄金の三角地帯」と呼ばれるアヘンの産地だそうで、その麻薬の利権がからんだ面もあるようです。これは以前スカル・アンド・ボーンズというイェール大学の秘密結社について書いたときに触れたように、19世紀に中国でのアヘン貿易で巨額の富を得ることでその地位を築いた、ブッシュ家はじめとした今のアメリカのエスタブリッシュメントが背後にからんでいるようです。引用したyoutube映像にもあったように、みのもんたの朝ズバなんかで、大々的に取り上げられてるとこに、なんか嫌な匂いを感じてのですが(笑)、もしアメリカの裏の麻薬利権がからんでいるようなら、さもありなんです(苦笑)。

上記の少数民族問題がからんでいることをを証するように、ニュース映像に下記のようなインタビューがありました。

youtube
より引用。

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 英語でこれを質問してる、ということはこのインタビュアーは英米の諜報機関に関係あるのか、なんてうがった見方をちょっとしてしまった(笑)。 いや、実は下記を読んだもので…。

ミャンマーでのデモは麻薬絡みか?より
それから以前では、ミャンマーやその隣国は世界のアヘンの最大産地だった。その際ブッシュ一族が率いる麻薬カルテルが、その販売を行っていた。

しかしその後、ミャンマーや中国やその隣国の政府の協力によって、現在では世界のアヘンのわずか5%しか生産できなくしてしまった。アフガンのタリバン政権も、侵略される前にブッシュへの仕返しとしてアヘンの生産をゼロにした。

ブッシュ大統領は味方であるひどい独裁政権を支持していたのに、いきなりミャンマーの政権を非難したことは明らかに偽善者だ。彼にとっては民主政権などどうでもよく、自分の都合や利益によって政権を支持したり、非難したりする。


 話を少数民族のことに戻すと、軍事評論家神浦氏のサイトに下記のような記述がありました。神浦氏が鋭く指摘されてたように、長井さんを撃った兵がサンダル履きだったそうですが、僕個人的には少数民族系の兵だったのかも、なんて思ってしまいました。かつて抵抗する側の少数民族のゲリラ兵だったものが投降した後、国軍の兵士になってる、といったこともあり得ませんか? サンダル履きってとこにそんな匂いを感じてしまいました。

Re:メールにお返事より
 写真で撃った兵士の顔が確認出来ました。撃った兵士がサンダル履きで、軍靴を履いていないのは、山岳地帯などで戦う部隊で、ヤンゴンのような舗装した道路では軍靴が必要ないと考えたのではないでしょうか。ミャンマー軍でも地方の部隊は支給される軍靴は貴重品です。

 普段からヤンゴンで治安作戦にあたる部隊は軍靴を履いています。またヤンゴンの人民警察軍も軍靴を履いて行動しているのは確実です。軍政がヤンゴンのデモ鎮圧のために、地方の部隊を投入している証拠になると考えます。射殺した兵士の左上の腕に、赤地の部隊章が確認出来ました。(引用者注:写真はこちら


 ビルマの少数民族の問題については下記に詳しいです。

<忘れられた植民地ビルマ・カレン族>
より
 同国は国内に135ともいわれる少数民族を抱えており、その多くがビルマの中心民族であるビルマ族(人口の約7割)と対立、衝突を重ねてきた。それは植民地時代に英国が少数民族を優遇したことに端を発している。

 英国はビルマ統治のため、カレン族を中心とした少数山岳民族を軍人、警察官に多数登用した。それに対し、国民の7割を占めるビルマ族の反感が高まり、独立義勇軍が結成されるにいたる。

 義勇軍はビルマ進出を狙う日本軍の援助もあって、英国植民地軍の排撃に成功するが、日本軍の占領によって、体のいい先兵でしかなかった事を後に思い知らされる。
 日本の降伏によってビルマには英国の民生が復活するが、義勇軍を母体にビルマ国軍を創設したアウン・サン(アウン・サン・スーチー女史の父)は独立運動を展開。少数民族側とも協議をし、民族州によって構成される連邦共和国構想を提唱する。
 しかし、独立を目前にした1947年、アウン・サンは凶弾に倒れてしまい、1948年、ビルマは不完全なまま連邦共和国として独立を果たすのである。ここで不完全と言うのは、少数民族が住む州には自治権が与えられなかったことをさす。

 上記のサイトにあるように「イギリスの植民地統治と日本の戦争統治。ビルマの長い戦後は人々の深いため息の中でまだ終わりを見ない」のかもしれません。

(※:門外漢が、今回のミャンマー軍による鎮圧をきっかけに一夜漬けで情報を集めた内容なので、もし誤り等あればどうぞご指摘ください)
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by darsana-te2ha | 2007-09-29 18:06 | 世界情勢
2007年 09月 29日
素朴な疑問。仏教をキーワードに…。
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 今回のミャンマーというかビルマの軍事政権による弾圧もそうですし、かつてのカンボジアやスリランカ等敬虔な仏教徒の国といわれているところで、かくも唯物的で破壊的な国家的残虐行為が何故行われてしまうのでしょうか?

 欧米の覇道に対抗しうるアジアの王道たるには程遠い有様です(T_T)。民衆を容易く威嚇できる強力な武器が、為政者の心に魔を育ててしまうのでしょうか?

 さっきTBSのニュース23で、今回、軍隊による銃撃で亡くなられた長井さんが2006年にパレスチナ・ガザで撮った、休暇中の海岸でイスラエルからのミサイル攻撃の被害にあってしまった家族の映像には心が痛みました。

 戦後60年、日本は数々の問題を抱えてきましたが、ただ民生中心で経済発展してきたことについてはもっと誇るべきです。しかし、目先の損得勘定で日本を戦争のできる国家&武器を作って輸出できる国に変えようとしてる莫迦な方々が、政治経済トップにおられるようです。
 ミャンマー軍事政権とはまた違った形で、日本の為政者の心の中に魔が育っているのでしょうか。

 日本は、物質的には豊かになりました。しかし、仏教でいうところの餓鬼道に堕したが如く、とどまることの知らぬ欲望のままに、更なる金儲けを渇望する一部の不心得者(札束コレクター・笑)が、権力中枢に巣食っているようです。日本は今こそ、餓鬼道から足を洗い、道義による王道を国の基本とする覚悟を決め、アジアは勿論、世界を戦争や貧困の無い方向へ先導していく役割を引き受けるべきであるという思いを強くしています(政府や経済界がそのような考え方を持つことが難しいようでしたら、まずは我々市井の者がまず覚悟を決めて、政府に対して働きかけていくべきだと思いますが、いかがでしょうか)。
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by darsana-te2ha | 2007-09-29 01:24 | 世界情勢
2007年 09月 26日
アメリカは今、ドルを刷りまくってるそうです。しばらくするとその悪影響が出てくるとか。
 サブプライムローン焦げ付きで、金融市場維持のために、アメリカはドルを刷りまくってるそうですね。ユーロも、ドルほどでないにしろ刷りまくりだそうです。

 小泉・竹中両元大臣を通して、あんなに「自己責任」を声高に要求してきたアメリカが、刷りまくったドルでいくつもの金融機関を救済してるそうですから…(^_^;)

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 で、何が起こってるかというと、なんの裏打ちも無いただの紙切れ&数字が増えてくことで、金融市場は見かけ上、値を戻しただけの状態だ、ということだそうです。

 値が上がってるうちは(=買い手のいるうちは)いいですが、何かのきっかけで、皆が資金回収に走り債券を現金に変えようとしたときに、世界中の金融市場で暴落が起きてしまうそうです。で、アメリカ国内ではドルの刷りすぎによるハイパーインフレと金融市場の混乱が同時に起きてしまうらし(このへんは専門家で無いので、この程度の説明しか出来ない範疇ではあるんですが…・汗)。

 アラブやロシアのオイル成金さんたちが、ニューヨークで投資(投機?)をしまくってるらしいですが、あのブッシュ家&ビン・ラディン家御用達・“戦争金儲けファンド”カーライルの株もアラブマネーによって大きく買われたとか。バブル期にアメリカで不動産を買いまくってた日本の金融機関をちょっと彷彿とさせられます…(~o~)。
 しかし、石油高騰で儲かったカネをそんなとこに投資してないで、アラブの貧困の問題や紛争の解決とか長期的に役立つところに使えないものですかね? アメリカとグルになって持ちつ持たれつで私腹を肥やす連中がアラブにもいるってことですかね(まるで檻ックスの宮討ち会長のようだな・笑)。

 ロシアのオイルマネーに関して言えば、ロシア企業によるアメリカでの投資を禁ずる、という「大統領令」を、プーチン大統領がもし仮に出せば、アメリカの株は大きく下げる可能性が高いのではないでしょうか。アメリカ国債を大量に保有する中国ともども、アメリカ覇権への金融面からの包囲網がいよいよ将棋の「詰み」の段階に入りつつあるように見えてしまいます(北野幸伯氏風解釈ですけど・笑)。



 日本とドイツは生産力や技術があるので実体経済が機能していて、なんとか切り抜けられるとか。これからは金融でひと儲けを考えるより、生産技術の勉強にシフトしたほうが良いようです。安倍さんだと強気一辺倒「カイカク」まっしぐらなイメージでしたが、福田さんだとそのへんは理解してくれそうではありますが…

 「失われた10年」といわれた日本のバブル崩壊後の'90年代でしたけど、頑張ったほうらしいです。そのことがこれから起きる英米を中心とした本格的なバブル崩壊でわかってくるとか…。


「タガがはずれた世界の金融市場」
(ネットラジオです)

「米国債凍結の恐れ」より
・日本の場合、公的資金投入で不良債権を買い取ることは無かったし、
 公的資金は税金と国債(郵貯、銀行)でまかなわれた。
 公的資金は国に返済されている。つまり、円を印刷していないのである。

・日本の場合、公的資金は銀行が大赤字を出して、自己資本を削り、
 それでも不良債権を処理しきれなかった場合に投入されている。
 あるいは銀行が破綻した後に投入されている。

・米英勢力の場合、史上最高利益を出している金融機関が自助努力で不良債権処理を
 行わずに、損失が出そうになるとジャンク不良債権を中央銀行に全額買い取り
 させている。ドルやポンドを何百兆円も印刷して民間銀行に与えている。


追記:杞憂ではありますが、日本国民の虎の子=郵貯・簡保が郵政民営化によって、金利がいいからといって海外の金融債券を運用に組み込むことで、今回のサブプライム問題のようにかえって損害を被るようなことになりませんかね。いうなれば「ババ」を引かされる危険が高まるといいますか。
 戦争やカジノ資本主義に支えられたアメリカの国債を買うというのも、いくら金利が良いとはいえ、今やドル暴落のリスクも高まってますし、出来れば避けてほしいです。
 国内の実体経済やインフラ作りに地道に投資していくためには、やはり郵政民営化は避けたほうがいいかと個人的には強く思っている次第です…(-.-)。
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by darsana-te2ha | 2007-09-26 02:47 | 世界情勢
2007年 09月 24日
国政ほったらかしの出来レースが(笑)、やっと終了しました。
 経済同友会の桜井とかいうのが小泉改革を継続しろとか、マスコミは外資が資金を引き上げて株が下がるだとか、庶民から搾り取って自分たちだけ儲けようって輩が新総裁に早くも脅しをかけまくってますね(資金が金融市場から実体経済に流れるようになるんだったら、一時的に株が下がってもしょうがないのでは。アメリカ型カジノ資本主義とは一日も早くおさらばするべきです。儲からないというなら退場してもらってもいいですよ。いざとなったらアメリカ国債に流してる資金を国内に流すまでです)。

 戦争資金を欲しがってるアメリカともども、こいつら悪魔の声を跳ね返すだけの気概と、国全体を思う気持ちを新総裁がお持ちだといいんですけど…。

 今や経団連や同友会のおかかえ政党自民党ですからなー。辛らつになりますけど、早い話が売国奴のひもですがな(ーー;) 。

「改革路線を放棄!? 福田総裁に財界は注視」

「人事や政策見極めへ=改革後退なら売り-福田自民新総裁で株式市場」

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by darsana-te2ha | 2007-09-24 02:21 | いろいろ感想文
2007年 09月 22日
「個の確立」や「自由」がホントに絶対なんか? 「派閥」や「談合」がそんなに悪いことなんか?
  否定するにつけ肯定するにつけ、「自己責任」だの「新自由主義」なぞという言葉が、注目されてる昨今ですけど、いずれも日本やアジアの伝統的な価値観からすると、ちょっと相容れないものがあるのではないでしょうか?
 今やってる自民総裁選でも、「派閥」や「談合」を非難する一般の方々の声がよくTVニュース上で目に付きます。ただ、それらって確かに行き過ぎると、特定の個人や団体への利権と強く結び付くので良くないことですけど、日本の強さは、派閥や談合も含めた日本独自の利益分配システムがあったからでしょ。実際、日本の経済が弱くなって財政赤字が増えたここ10年と、派閥や談合の弱体化とが同時進行していませんか? 実際、原田武夫氏による「騙すアメリカ 騙される日本」とかを読むと、談合や派閥といった日本独自のシステムこそが日本経済の強さの秘訣と理解したアメリカが、80年代後半以降それらを物心両面から潰しにかかってきて、ここにきてその成果が大きく現れてきてる、ということのようですから(ーー;)。

創業夢宿 「日米の構造摩擦は経済摩擦ではなくて文化摩擦だ」より
(以前ここでも引用させていただきましたが、再引用です。)
 日本だって……日本人の伝統の中には、伝統的な西欧近代の経済原理でないものがある。じつはこれが日米構造摩擦の原点なんです、専門家はまだ気づいていないんですが。経済摩擦は文化摩擦だといってますよね、いま。その本当の意味はそこなんです。経済法則も違う、アメリカとまったく違うんです。流通形態も、それから社内の価値の配分、全然違う。だから経済法則が違うんですよ。表立っては賃金、地代、利子の法則を使っていますが、実質のまわし方はまったく違う。ほかにも、例えばポリネシアとかアフリカとか、インディオの人たち、この人たちがそれぞれ近代化を遂げたら、やはり西欧近代とは変わった近代になるんです。

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 テレビ上で、親米発言をしてる評論家、学者、経済人、政治家等、彼らは自分たちこそが一般人と違って、世界(?)の最先端・標準を理解しているってきっと思ってるんでしょうね。30年前ならいざ知らず、21世紀の今日に至っては、アメリカという狭い世界が全てである、と勘違いした単なる「井の中の蛙」であることも自覚しないままにね(笑)。
 「保守」を名乗る政治家や学者が、保守を破壊する「改革」を叫び続けているんですから笑止千万です。そんな矛盾したことをやってりゃ、心労で入院するのもやむを得ないんでしょうかね(笑)。

「ぼくらに英語が分からない本当の理由」 岩谷宏著 オンブック刊 p219~225「個性、個人主義」より
 いわゆる知識人、文化人といった人たちから、おりにふれて、「日本人には個の確立がない」等の発言がなされる。本書をここまでお読みになった方なら、日本では、人間が「個」として──主観的にも客観的にも──「確立」することがあり得ない、とお分りと思う。
 これまで、西欧の思想、および日本の多くの学者・文化人・知識人等は、次の重大事項を見過ごしてきている。
Ⅰ:個はいかにして確立した個になるのか、なったのか、なり得るのか。
Ⅱ:確立した個を前提にした場合、では、それらの個による集団生活の原理は、どこに、いかにして、求められるのか。

(中略:マルクシズムの集団生活原理の欠如についての批判がなされてます/引用者注

西欧的思考を大ざっぱに図式化すると次のようになる:

A 個(その基盤、由来は問われない)
        ↓
B 自由、闘争、抑圧、搾取
        ↑
C 抑圧、規制、改良(宗教、法、イデオロギー)


 …(中略)…そもそも、人間の社会的様態としての「自由」を表す言葉が日本語にはない。その理由は以下のように考えられる(「自由」という日本語は、明治時代に福沢諭吉が仏教用語から引用して「リバティ(liberty)」を邦訳したのが始めだそうですね。いうなれば近代化の過程で日本に入ってきた概念、ということになるようです/引用者)

 ①複数の人間が限られた自然資源を基盤として安定的に生き続けねばならない、という条件下では、自然に対しても、また他人や集団に対しても、「自由」はあり得ない(今や地球規模でそのことが明らかになってきたわけですけど。困ったことにそれでも尚、自分たちの儲けの「自由」を声高に叫ぶ方々〔例えばブッシュやそのバックにいる国際金融資本の方々とか〕がいらっしゃるわけなんですよね…/引用者)
 ②支配階層や、その行うところは、自分達とはしょせん違う次元にある、という認識を持ち、したがって、まともに対応せず、適当に(ごまかし等も含め)対応しながら,自分達の日常生活を維持しようとする(生活が破壊されそうなときのみ、一揆のようなかたちで抗議する)。

 そして上記①②の観念は、いまでも、日本の地方・地域の生きる知恵として、実に、健在である。多くの、「会社」等、企業体においても(but 今や破壊進行中ですけどね・苦笑/引用者)

(中略)

 個の確立とやらには、どうも肯定的・積極的な意味がなさそうだし、むしろ日本は伝統的に、個が確立しないで済む原理(=人が「物」化されないで、ただちに「事」化されている集団の原理)を持っているのであるから、こんごの日本人の課題は、個の確立などではなく、むしろ逆の、集団原理の普遍化(=小集団主義の克服)にあると思われる。

 小集団主義の克服は、小集団主義が、あちこちにぶつかって、何度も痛い思いをしたり、犠牲を生じたりといった経験を多数していくことで、なされるのか(←太平洋戦争や今日の経済グローバル化等があたるんでしょうか/引用者)。あるいは、実経験などはなんの役にも立たないのか。筆者はむしろ、どこにも出ていかない、内部処理・内部完結、他集団が他集団としてくっきり・はっきりみえる質を自集団が持つこと=内部充実、にそのカギがあると思える。

 なんとなく、みな人間で、おんなじやという観点より、にもかかわらず、(たとえば隣接する日本と朝鮮のお互いの文化さえ)あきらかに“ちがう”ことのもつ貴重さを、みつめることのできる神経を、とぎすましていくことが大切と思える。そして“ちがい”にもとずいて、お互いを尊重し、あるいは讃えることであると思える。

 “ちがい”の感受力、これは、歴史をみるかぎり、白人には大きく欠落していた能力である。日本人が、外国人受け入れ等に臆病なのは、むしろ、ちがいに敏感だからだ、とも言えるのである。また、いうまでもなく、日本文化は、鎖国時にその独自の花を咲かせた。


 この地球が、大きな『地球「事」』として完成し、安定するには──「事」には種々異なる構成要素が必要であるので──なにか、これこそ普遍原理なりと称する原理によって、“ちがい”を消去せらるることが必要なのではなく(だいいち、ぜったいに抵抗がおきるのでぜったいに消去できない)、さまざまな“ちがい”が、それぞれ、“ちがい”として明確化し、咲き誇ることが必要と思える。

 そういう意味では、「個性」とは、後天的に“確立”するのものではなく、本来もって生まれるものであり、この意味での「個性」は、日本の集団内においても成員がお互いについて認めていた。


 上記引用中にもありました欧米における個と集団の矛盾については、戦前のいわゆる“京都学派”の高山岩男氏(「戦争イデオロギーの発信者」として戦後、思想界から抹殺されてしまったようですが、おっしゃっていたことは非常に今日的な問題提起を含んでいたように思われます)が、発言されておりましたね。
(太字は全て当ブログ管理者によります)

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by darsana-te2ha | 2007-09-22 14:22 | いろいろ感想文
2007年 09月 18日
閑話休題。
 今日は政治経済とは全く関係ない内容です。

 さっき高尾山に登ってきました。山頂(っていっても標高約600m)で、夕日をシルエットにした富士山と三日月がとっても綺麗だったのでその画像をアップします。東京都心からわずかな距離でも、こんな素敵な光景を拝めるんですよね。子どもの頃から何度も登った高尾山ですが、日本で生まれ育ってよかったと思う瞬間です。

(画像が左右640ピクセルあるので小さなモニターの方は右部分が切れてしまうかもしれませんね。画像をダウンロードしていただけると全体がご覧になれると思います。すいません。)

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by darsana-te2ha | 2007-09-18 00:01 | 世相
2007年 09月 15日
こんな退屈な総裁選を見せつけられて、自民党の凋落ぶりが益々明らかになってきたんでは。
 自民総裁選が始まりましたが、イマイチ地味で盛り上がりませんね(笑)。お二方には失礼なんですけど、役者がちょっと地味だもんなー。しかも政策は思ったより似たりよったりだし(~o~)。早く臨時国会が再開されて、役人も交えた本気勝負が見てみたいよなー、って気にさせられてますよ、実際。
 どう見ても総裁選の結果決まってるわけだし、どっちが勝ってもあんま変わらないような気が…。二人の対決(?)を23日まで延々と見せられるのは、かなり退屈かも。これだったら、たとえば郵政民営化凍結案の与野党の論戦とか見たかったですよ。あの911郵政選挙以来ここ2年で自分個人的にも郵政民営化について勉強してきたんで、政治家や役人の答弁を聞きたかったよなー。結局、10月1日の郵政民営化スタートを確実にするためのヤラセ総裁選だろ、コレ。この期に及んで未だに国民の声を無視して、アメリカの傀儡ぶりを大きく発揮する自民党の体たらくにはあきれるばかりなり。

 しかしアメリカや国際金融資本への大きな利益になる米軍再編問題や郵政民営化、これらが大多数の日本国民の利益と相反することで、福田政権のアキレス腱になるかもしれませんよね。
 「腐っても清和会(笑)」主導の福田政権ですから、国内問題の解決すらアメリカへの最大限の利益供与の為、という基本方針を取ることでしょう。

 前者(米軍再編)に関して、来年度予算の審議において、是非野党に緻密な突っ込みを入れてほしいです。なんでこのような外国の軍備再編に、ただでさえ財政が厳しい日本がカネを出さねばならいのか? また郵政民営化によって国民の金融資金が国内に還流しなくなって国益が損なわれないか、といったところについて政府答弁からその矛盾点をあぶり出していってほしいと思います。

 しかし、いろんな情報を読んでると、誰が自立志向派で、誰が属国維持派なのか、わかりずらいですね(笑)。ってか自民党全体が属国維持派なのかもしれないと、今回の総裁選を見聞してて強く思うに到ってしまった。(もしかしたら今回の安倍辞任の様を見てみんなビビっちゃったのかな。平沼氏なんぞを復党させてアメリカの大きな利益である郵政民営化を止めようとすると、スキャンダルをリークされてこういうことになるんだぞ、という…。)
 小泉政権以降の自民党は、経団連や財務省のおかかえ機関みたいになってますからね(笑)。今後どこまで国内や地方のための政策が可能なのか、ちょっと疑問に感じてしまっています。

 しかし、こんな退屈な総裁選を見せつけられて、自民党の人材難と凋落ぶりが益々国民に明らかになってきたんじゃないですか?
 難問続出の国の政権運営をまかせるには、本人たちにとってもあまりに荷が重過ぎでしょう(笑)。早期解散総選挙が必要でしょうね
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by darsana-te2ha | 2007-09-15 20:30 | お金、政治
2007年 09月 15日
自民次期総裁福田氏、の深層?
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 次期自民党総裁はほぼ福田氏で決まりつつあるようですね。ウヨ系の方々は親中派の福田氏を嫌ってるようですが、以前増田俊男氏も述べておられましたが、親中派に見えて実は親米派、なのが福田氏だそうです。国際派エリートの系譜に位置する福田赳夫元首相の子息にして、しかも清和会(町村派)の有力政治家の一人なわけですから…

 下記の森永卓郎氏がおっしゃるような麻生氏の反新自由主義的経済観や、また参院選後の与謝野、麻生両氏による日本の自立志向を内包した政局運営に対して、アメリカとその忠実なエージェントである町村(森)派清和会、日本の財務省らが大きな危機感を持っていたのではないかと思われます。
ニッポン放送 Podcasting STATIONより
森永卓郎経済コラム(ネットラジオです)


 そこで、「次期首相麻生」潰しのために絶妙なタイミングで安倍首相は辞職。しかも、「体調不良」を理由に入院までして、余計な発言をしてボロが出てこないようにうまく逃れたわけだし。オーストラリアでのAPEC会議の裏でブッシュ政権と上記のシナリオ実行の最終確認と、辞職後の文字通りの「ご褒美(←小泉元首相の“1兆円”と同じ類)」についての確認を話あったのではないかと邪推します。

 福田氏次期自民総裁ほぼ決定、で日本の対米自立への舵きりを、やんわりと潰しにかかるかもしれません。しかも、安倍氏が故意に(?)緩めた手綱のもとでや、参院選以降に麻生・与謝野両氏とともに自立志向で動いた愛国派官僚の粛清的左遷なんてこともあり得るかもしれませんよね。

 下記のような指摘もあります。
 やはり“日本の自立”なんていう理想論より、お金が自民党を動かしてる、ってことなんでしょうか。アメリカの諜報機関もからんでいるようですし、売国マスメディアにも機密費は流れ、福田自民党ヨイショ報道が始まるのかもしれません。

国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」
より
つまり、政権をある派閥がほしいのは
この官邸機密費を好き勝手に使えるからである。
年間59億円。

この森派はその政治をみてもまったく国民のためには政治をやっていない。

官邸機密費が目的でこれほどの失政をやってもわたさないのでは?

やはり今回は麻生にすべきである。

明るい人間が就任するほうがよいし
森派はだめだ。

(個人的には、一時期安倍氏とともに戦争してでも中国を封じ込めろ的な勇ましい発言をしていた麻生氏なんで、ちょっとなあ…とは思っているのですけどね。いずれにせよ永田町や霞ヶ関で従米持続派と自立志向派がせめぎあいをしてる真っ最中なのかもしれません。今回の安倍氏の突然の辞任は従米持続派の巻き返しではないか、と思った次第です。以上、一シロウトの推論ですんで、そこを鑑みた上でお読みいただければと思います(^^ゞ)。
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by darsana-te2ha | 2007-09-15 17:43 | いろいろ感想文
2007年 09月 14日
自民党総裁選で世間は話題持ちきりですが…
 10月1日より、いよいよ郵政民営化が始まりますね。自民党清和会+公明党(ガッカイ)による暗黒政治の成果、といったら言い過ぎか…。

郵政「民営」化 どうせ他人の預金通帳 ああ国売ることの楽しさかな

詠み人=小泉、竹中、宮内、奥谷、池田

 下記なるほどな、と読ませていただきました。

「安倍退陣が吹っ飛ばしたアジェンダ」
より
インド洋での給油活動は日本が必要とされていた分野だが他の国が代替不可能なオペレーションではない。しかし、郵政民営化が凍結されるとなると話は違う。国際金融市場が見こんでいた資金の流れが寸止まりになってしまうからだ。アメリカは住宅バブルの崩壊、中国の米国債売りなどの影響を考慮し、一層のドルの買い支え資金を必要とする。そのための郵政民営化だったのだから、シナリオの変更は絶対にあってはならない。そのようにウォール街は考えているはずだ。

郵政民営化は、国内だけで流れていた財投資金をより利回りの良い投資に回すという名目で、米国債投資に回すという政策である。日本での投資の非効率性(不要なダムの建設)という問題があるにせよ、少なくとも郵政資金は財投として国内を循環していた。しかし、その資金の流れを変えるのが郵政民営化で、簡保資金、郵貯資金はアメリカに向かって流れ出すだろうといわれている。

 どなたが次の首相になるにせよ、日本を骨までしゃぶりつくそうとしている国際金融資本に、国をあげて立ち向かわないといけない時なのかもしれませんね。
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by darsana-te2ha | 2007-09-14 00:52 | お金、政治
2007年 09月 13日
安倍首相、辞めてしまいましたね。
 一昨日、当ブログで誉めたばっかりなのに、辞めてしまいましたね、安倍首相(笑)。
 昨日新月だったんで、物事を始めるのにはすごくいい時期らしいんですけど、そんな日に辞めるってのは、どういうことだったんでしょうか? いずれにせよ、小渕元首相が急逝されてから始まったと思われる日本の政治の暗黒期は、これでひとまず終了かもしれません。小泉再登板なんてマスコミは騒いでいて油断はできませんけど…

 しかし、本人が意識していたのかどうかは別にして、対米爆弾としては最も効果的なタイミングでの辞職だったのでは(笑)。シーファー駐日大使(植民地総督?)が今頃慌てふためいているのかも…。(でも、これでアメリカが欲しがってた日本による北朝鮮支援が動き出すんでしょうね)。この分だとイラク戦争もじき終わって、ドルとアメリカの没落が本格的に始まるんでしょう。

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 今後は、ロシアや北朝鮮も含めた東アジア情勢をどう再構築していくかが重要になるのでは? 国内問題は勿論のこと、そこいらへんに見識のある方が次期首相になってくれるといいんですけど…。
 ロシアとのパイプがあったという小渕さんや橋本さんが生きてたら、ちょっとは違ってたかもな… なんて思ってしまったりしました。率直に言って、自民党の良さをその死期を前にようやく認識するワタクシ元反自民オジサン(笑)ではありましたが…。
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by darsana-te2ha | 2007-09-13 00:11 | いろいろ感想文