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2009年 01月 31日
規制改革会議と経済財政諮問会議の廃止を国会で主張された参院尾辻議員(自民)にエール!
 外国人株主が過半を占め実質外資であるというオリックスへの今回の「かんぽの宿」の低価格一括譲渡のきっかけや、非正規雇用の急速な拡大を招いた、政府の「規制改革会議」と「経済財政諮問会議」の問題点と廃止について参院本会議で訴えられた尾辻議員。
 やっとマトモな意見が国会やマスメディア上でも取り上げられるようになったかと、ちょっとほっとしました。

自民・尾辻氏、規制改革・経済財政諮問の両会議廃止を主張: 政治 : YOMIURI ONLINE(2009年1月30日13時46分 読売新聞)特集 激震・麻生政権より
自民党の尾辻参院議員会長は30日午前の参院代表質問で、政府の規制改革会議経済財政諮問会議の廃止を主張した。

 麻生首相はこれに応じなかったが、構造改革路線を主導した両会議の廃止と、全面的な路線転換を与党幹部が国会で訴えたのは異例だ。

 尾辻氏は、現在の深刻な雇用不安の原因は、民間の企業経営者をトップとする規制改革会議が派遣労働の対象業種の拡大を要求したことにあると指摘し、「少なくとも結果の責任を取らねばならない」と強調。経済財政諮問会議も「市場原理主義を唱えたが、それが間違いだったことは今回の世界の不況が証明した。その責任は重い」とし、両会議の廃止を求めた。
(リンク作成と太字は引用者による)


 もう一つ。
 当ブログに一昨年12月に掲載させていただいた、上記でも問題になってる政府による経済財政諮問会議の民間議員を昨年7月まで務められた八代尚宏教授についての記事へのアクセスが、ここに来て急増してるようです。

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 氏の売国奴ぶりを陰謀論によるテキストではなく、内閣府の「平成19年第30回経済財政諮問会議議事要旨」とアメリカ政府からの年次改革要望書(「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」)という日米政府がらみの二つの公式文書を元にした当ブログ記事の内容が広く読まれるというのは、拙い内容でどこまでご理解いただけるかは心元無いですけど、嬉しいことであります。

 どういう理由で急に八代尚弘教授のことが世間から注目されているのかはわかりませんが、氏お得意のレトリック(経済合理性を追求した私の意見が、同じように経済合理性を追求した米政府の年次改革要望書とたまたま一致した、と昨年10月のフジテレビ系『サキヨミLIVE』年次改革要望書特集の際にのたまってましたw)に惑わされることなく、氏の言動の本質によって氏が評価されるようになる一助になれば幸いです。

 国民から選ばれたわけでもない民間経済人や経済学者が国の重要な方針を勝手に決め、なおかつ彼らは政策が失敗した場合の責任は何らとらなくて良いわけです(その点は尾辻氏もご指摘されてたようですね)。いわゆる「族議員」のほうが選挙という手続きを経る分、上記の政府主催の会議の民間議員よりよっぽどマシじゃありませんか? まったくふざけた会議が未だに続いているものです。
 小泉元首相の行った、国民をナメきった日本弱体化政策の一つでしょうね。
 百歩譲って、これらの会議が旧来の日本の古い偏った権益を打破する役目を担ったとするならば、その役目は既に十二分の果たされたと思いますし、これ以上会議を存続させ新自由主義的な政策を政府主導で強引に進めていけば、日本社会の単なる破壊しかもたらされないのでは。
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by darsana-te2ha | 2009-01-31 01:31 | お金、政治
2009年 01月 24日
遅ればせながら、オバマさん大統領就任について。
a0054997_13192870.jpg ニュースではオバマ大統領就任で引き続き盛り上がってますね。
 アメリカの黒人音楽の長いファンだった自分としては、初の黒人大統領ということに歴史の1ページを感じるのではありますが…

 変化を期待する米国の一般市民の熱狂。なんだか小泉さんが首相になったときの日本の光景とダブって見えてしまって、今ひとつ白けてしまってる、というのが実は私の本音。

 経済的にも苦境に立たされ先の見えない不安の中で、新しいタイプの大統領就任ということに一種のカタルシスがあるんでしょうね。ある種のガス抜きエンターテイメント。影で芝居を演出してる金権寡頭トップたちが、それも計算に入れてのオバマ大統領就任ということなのでしょうか。

 しかしアメリカも大変だけどイギリスを中心にヨーロッパが大変みたいですね。ポンド爆下げ。ユーロ円も再び120円割れしてしまいましたし。日銀は政策金利の下げという手がとれないようで、あとは為替介入くらいしか手が無いのかな。いずれにせよ短期的な効果はあっても長期的にはどうなんでしょうかね。藤原直哉氏もご指摘されてましたが、ジャパンマネーを官民で力を合わせ戦略的に使っていかないといけない時期なのかもしれませんね。

 というわけで日本の舵取りも難しい局面。3月の年度末の決算で金融機関を中心に日本中が大騒ぎになったりしないんでしょうか。にもかかわらず消費税と定額給付金のすったもんだでマスメディアも政治の現場もかかりっきりな現状。これも「日本死んだフリ」作戦の一環なのかw

 しかし大きな世界の変化の中で思いますのは、1990年前後の冷戦崩壊時に対立の無い新しい世界をちょっと期待してたら、結局強者の強欲がそれまで以上に強烈に世界を席巻するようになってしまったという現実にガッカリしてしまったこと。今度こそは、世界がその轍を踏まないようにと祈ってますが…。
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by darsana-te2ha | 2009-01-24 13:10 | 世界情勢
2009年 01月 23日
うちは9万2285分の1ってことか。父子家庭の問題点にも注目をして欲しいです。
 うちの場合、子どもが体調崩して親子で外出もままならなかった一時期に比べると、だいぶ状況は良くはなりましたが、下記の新聞記事にあるように父子家庭への援助ってのも考える必要ありでしょう(東京都の場合、子どもが18歳までは父子の医療費は無料になりますが…)。
 父子家庭といえども、限られた時間と体力の中で仕事と家事の両方をこなさなければならないわけですし。

 小泉カイカク以来、このことに限らず憲法25条で定めた国民の生存権をないがしろにする政府の政策目白押しですし。
 与党も小泉(売国奴)元首相による「刺客選挙」のせいもあって財界の走狗みたいな議員ばかりになっちゃってるしなー。

 片や男女雇用機会均等法を作って男女の賃金格差縮小をうたいながら、別のところでは相変わらずの一方的な「男性=強者・女性=弱者」観がまかり通ったままであることにちょっと疑問を感じます(シングル家庭というのは男女どちらであろうと大変なんですよ)。下記のニュースにある厚生労働省もそうですが、法曹関係者にも猛省を求めたいですけど…(下記のようにマスメディアで取り上げられることが大きな一歩であるので、その面では毎日新聞さんに感謝)。

父子家庭:全国に9万世帯 37%は年収300万円未満--毎日新聞調査 - 毎日jp(毎日新聞)より(伏字=引用者)
甲府市で6歳の長女と暮らす会社員、××さん(34)もその一人。妻と別居後、定時に帰宅できる仕事に転職したが、年収は約250万円と前職の3割程度に激減し、生活は困窮したという。「同じ1人親家庭なのになぜ支援がないのか、と思います。厚労省の『母子家庭等』という言い方自体、私たちが認知されていない証拠だ」と憤る。

 02年7月、全国で初めて児童扶養手当と同条件で父子家庭に手当を支給する「児童育成手当」を導入した栃木県鹿沼市。当時、担当の児童福祉係長だった御地合晋守(おちあいしんじ)さん(51)は「相談に来る父親に、児童扶養手当の対象ではないことを告げるたび、不公平感を覚えていた」。国や県に改善を申し入れてもらちが明かず、01年に市単独事業としての導入を市長に直訴して実現したという。

 「国がやるべきだというのが市町村の本音です。子供は親を選べない。子供たちに福祉を平等に与えるのが行政の責任だから、国がやらないなら市町村がやるしかない」
(毎日新聞 2009年1月22日 東京夕刊)

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by darsana-te2ha | 2009-01-23 02:05 | お金、政治
2009年 01月 11日
影の日本の最高指導者だったというシーファー駐日大使が15日にアメリカに帰るようですが…。
a0054997_13594913.jpg シーファー駐日大使離日前の記事から(この15日に帰国だそうです)。最近の日本国内での反米的な世論の盛り上がりや、小沢代表の動きに対して警戒してる様子が伺えますね…。レイムダック化してるブッシュ政権の下、「恫喝」が一時期ほどうまく行かなくなってるのかw。朝日を筆頭に大手マスメディアのトップは相変わらず「物分り」がよろしいようですが…w。
「NIKKEI NET:国際: 離任のシーファー駐日米大使、日本の政権変動しても同盟堅持に期待」より
 15日に離任するシーファー駐日米大使は9日、都内の大使公邸で日本経済新聞と会見、この中で次回衆院選を経て日本の政権構成が大きく変わった場合でも「日米同盟を支持すると思う」と述べ、オバマ政権下でも日本が米国との同盟体制を堅持することに強い期待を表明した。

 沖縄米軍をすべて撤収し有事のみ駐留を認めるという「有事駐留論」を提唱する日本の民主党の姿勢について大使は「沖縄から米軍が完全撤退することはできない」と言明。民主党の小沢一郎代表については「小沢さんが日米同盟を破壊することによって、民主党政権を誕生させようと思っているのなら失望を禁じ得ない」と語った。(09:11)

 で、後任の次期駐日大使がナイ氏にほぼ決まりだとか…。
 次期政権がどのような形になるのであれ、「お財布」ニッポンが次のディケードにおいてもアメリカのコントロール可能な形であるように早めに楔を打っとくつもりなんでしょうかねw。

「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : オバマ政権の日本あやつり班の顔ぶれ」より
【駐日大使】 ジョゼフ・ナイJoseph Nye,Jr.(ハーヴァード大学行政大学院ケネディスクール)※ナイは方々で12月の来日のさいに色々な政治家を怒鳴りつけたとか、つけなかったとか。第二次アーミテージ・ナイ・リポートの内容の進捗状況を毎月チェックされたりして・・・。

「クリントン政権で国防次官補をつとめ、96年の日米安保のいわゆる「再定義」を担当した。ブッシュ政権が誕生する直前の00年と今回の大統領選を前にした07年の2度にわたり、アーミテージ元国務副長官とともに対日同盟政策の包括的な戦略文書「アーミテージ・ナイ・リポート」をまとめるなど日米関係に深くかかわってきた 」(朝日)


「熊谷弘オフィシャルサイト:Kuma-Log ’09日記1/9」より
このたび、米国の駐日大使がジョゼフ・ナイに決まったと報道されている。その前ヒル国務次官補の代りにキャンベルが就くと報道されていた。思い出すねあの歌を。
クリントン政権下で、日本はいっぱい食ったのである。
北朝鮮の核武装を押さえようと日本を嗾け(ケシカケ)、煽て上げた挙句、自分たちは、さっさと北朝鮮との和解に踏み切った。ときは村山政権の時だ。

しかも、このナイ=キャンベルにマイケル・グリーンが、細川内閣はアジア重視だ。米国の手先日本が生意気だ、といって倒閣に導くよう働きかけ(彼らは日本人ではない、米国人だ。他国の政権を自分たちの道具を使って政治介入をしたのだ。)、成功した。この時代の朝日新聞がどういう役割をしていたのか、今にして納得する。

次は、ヒラリーが国務長官だ。ナイ=キャンベルは、マイケル・グリーンを使って、日本をひっかき廻すのだろう。何しろソフト・パワーが持論だからね。
マイケル・グリーンは、中国に北朝鮮政権の転覆を働きかけ断られた、と報道されていたのはつい最近のことである。

この手の人物たちとよしみを通じ、持ち上げている日本人たちこそ“第五列”である。


買弁である。裏切者である。

我々は、これからの日本ジャーナリズムの動き、さらに、これらの連中と組んで動き出すのはだれか、よくよく注目しておかねばならぬ。

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by darsana-te2ha | 2009-01-11 13:34 | 日米関係
2009年 01月 04日
今日の一枚。個人的にけっこうウケましたw &自らの無能ぶりを言い訳にする御手洗経団連会長。
 すいません、新春にふさわしくない見苦しい光景ではありますが…w

「株式日記と経済展望」さんよりキャプチャさせていただきました(掲載に問題あれば消去いたしますのでご指摘ください)

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 しかし、経団連会長の御手洗氏ですが、想定外の経済悪化を理由に雇用対策の遅れを弁明してますけど、それって自らの経営者としての無能をさらけ出してるって話ですよね(爆)(経営者に必須であろう「今後起こるであろうリスクの想定とその対策」をちゃんとやってこなかったって事以外の何ものでも無いっすもんね)。
 このような人物が経済界のトップにいるんですからほんと困ったものです。アメリカかぶれで脳みその中の思考が停止しちゃったままなんでしょうな。このような無能トップは、偉そうに自らの能力の無さを言い訳にする前に、国内弱体化マンセーな愚かな新自由主義型経営の誤りを謝罪した上で、早いトコ会長職をお辞めになったほうがよろしいのでは…。

asahi.com(朝日新聞社):雇用安定へ「企業の基金」提案 御手洗・経団連会長 - ビジネス 2009年1月1日6時4分より
景気悪化への備えについては「ここまで急激に深いふちに落とし込まれるとは予測しておらず、対策が一歩遅れた」と、経済界としての取り組みの遅れを認めた。

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by darsana-te2ha | 2009-01-04 01:21 | いろいろ感想文
2009年 01月 02日
ブログはネットワーク作りのツールであって、無闇に関所を作る(=有料化する)べきでは無いのでは?
 明けましておめでとうございます。
 世の中の変化が加速化しておりますが、引き続き本年もよろしくお願い申し上げます。

 さてタイトルにあるように、個人的に日頃目を通しているいくつかのブログが最近相次いで有料化の表明を行っておられるようですが…。

 ま、仕事や家事の合間に書いている私如きのものとは違い、いずれの方々も毎回それなりの字数・内容や短期間の更新をなされていて、その時間と手間に対してご苦労なことだよなぁと冗談抜きで敬意を表していたわけではありますが…。

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 自分も出版にかかわることを生業にしてきた者の端くれとして、ネットと書籍の関係についてウォッチし感じてきたことを混じえて、以下ブログ有料化について書いてみたいと思います。

 ネット、特にブログという形態の広がりによって、「著者-->読者」という従前の一方通行的な関係からの筆者と読者間の関係性の変化と、それによる書籍の買い方の変化、というものにある種の新しさを個人的に感じていました。
 たとえば以前,当ブログに直接コメントいただいた橘川幸夫氏とか,当ブログでもリンクさせていただいている中田安彦氏(「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」さん)とかが良い例で、昨年氏が出版された『世界を動かす人脈』についての書評を、そのへんをからめて書こうと思っていたのですがなかなか文章に出来ず、今回相次ぐブログの有料化を機にちょっとそのへんに触れてみようと思いました。

 著者とのネットを通じての日常の双方向のやりとりと、それを通じた著者への信頼感が、本屋さんで大量の書籍が並ぶ中での財布のヒモの緩め方に影響を与えるんですよね。
 そのような書籍とネットという二重のメディアを通じて出来た人と人との新しい関係性に対して、一つの可能性の萌芽を感じてきたわけです。

 本を出版するというのは、編集者や営業さんも含めた大勢の人間やお金を巻き込んだ末に可能になるという、ちょっと大がかりなイベントであるわけですから、誰にでも簡単に出来る事ではないので、その代替としてのネットってのもあるんでしょうから、ブログの有料化ということについては一概に否定はしません…。
 ただ僕が一番言いたいのは、特にこれまでの出版の常識にとらわれやすいであろう年配の方々が「著者-->読者」という一方向メディアの考え方でネットにあたって欲しくないよなあ、っていう軽い危惧です(時代が判断していくことでしょうから、僕如きがほざいたところでどうという事無いっちゃあ無いんですが…・苦笑)。

 お金儲けはネットでやるのではなく、ネットを通じて出来たネットワークを使った具体的な人間関係を通じて行うべきだと僕個人的には思うんですけどね。インターネットってそういうとこだと思うのですが…。
 またインターネットそのものが、従前の出版を含めたマスメディアに対抗するカウンターなものではなく、それら従前のメディアを変える触媒になるべきものであると思うわけです。もしカウンターなものを望むのならインターネット上で行うのではなく、インターネットで構築された新たな人脈を通じて、マスコミも含めたおのおの各メディア上なり現場なりで闘うべきではないでしょうか? そのために金銭も含めた支援がもし必要となるなら、個人的には進んで支援していきたいと(限られたものかもですが…)思っています。
 まあ僕如きが申し上げなくても、わかってらっしゃる方にはわかっていることなのかもしれませんけど…。ただ上記のようなことをご考慮の上、戦略的にブログ有料化を考えていただけないかなあ、なんて思いました。


 以上、若輩者の「ほざき」かもしれませんが、ネットを媒介にした世の中の具体的な変化に期待をしてる一市民として、昨今のブログ有料化の傾向についてちょっと危惧の意識を持ったもので、生意気なこと書かせていただきました。お許しください。
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by darsana-te2ha | 2009-01-02 00:24 | 世相