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2009年 05月 30日
植草氏のブログ記事をめぐる不可解なURLフィルタリングについて。
 その経済に関する慧眼に学ばせていただくことの多い質の高いブログサイトなので、当ブログにもリンクを貼らせていただいている「植草一秀の『知られざる真実』」ですが、出先のパソコンでこれまでなんの問題も無くアクセス出来ていたものが、この5月26日(火)より突然フィルタリングにひっかかり閲覧不能になってしまいました(下記画像参照)。

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 画像にあるとおりブロックの理由が「Pornography」ということで、そのフィルタリングの意味について調べるために、フィルタリングソフトの制作元のサイト(http://www.j-smartfilter.com/catList.html)に行くと下記のような説明が…。
ポルノに分類される写真,アニメ,漫画,小説や体験談などを提供しているサイトが含まれます.

 このフィルタリングが僕がたまたま使用閲覧しているパソコンを所有する組織のみに適用されているのか、はたまた上記と同じメーカーのフィルターを使ってる全てのパソコンに適用されているのかは現時点では不明ですが、ただ植草さんのブログを読まれてる方でしたらどなたでもおわかりいただけると思いますが、この国の将来を憂うご発言の数々のどこに「ポルノに分類される写真,アニメ,漫画,小説や体験談」があるのか、まったく意味不明のフィルタリング理由なのですが…(苦笑)。

 氏のブログ上で最近ご指摘されている「『人気ブログランキング』ポイント急減問題」と、単なる偶然かもしれませんがシンクロした今回の不可思議なフィルタリングに対して、何かしらの背後の圧力を疑うと言うのはうがった見方過ぎますでしょうか?
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by darsana-te2ha | 2009-05-30 00:32 | いろいろ感想文
2009年 05月 28日
これからの日本の経済のあり方を示唆するいくつかのネット記事から…
 複数の方々のご意見によると今夏アメリカに次の金融&経済危機の波がやってくるかもしれないとか。具体的にはドルの暴落と資源価格の暴騰という形をとるようです。他国や自然からの収奪を前提とした、20世紀的な右肩上がり経済成長や所謂先進国のご臨終ってことのようですが、それで世界が終わるわけではなく、私たちはその混乱の中で次の一歩を踏み出さないといけないんですよね。ただそれはこれまで私たちが抱えてきた矛盾を解消する絶好のチャンスでもあるようです。

「デメ研・ニュース: 社説・社会に教育を!」より
近所の豆腐屋は、老人夫婦でやっている。毎年、いつも同じ売上げだが、倒産しない。「オーナーシェフ型」の小さな単位の商店や会社であれば、右肩上がりの成長を目指さなくても、一定の客さえつかめば、持続した組織形態が保てるのである。暴力的に拡大するチェーンストア的なスーパーマーケットが、豆腐屋を駆逐しさえしなければ。

「熊谷弘オフィシャルサイト:Kuma-Log ’09日記5/27」(新潮45 6月号 水野和夫「日本の後を追いかけているアメリカを見習うな」からの引用)より
国内ではゼロ成長でも経済が成り立つ仕組みを考えることである。政策の目標はGDP成長ではなく、雇用の確保と安定である。1ドル=90円で計算すれば、日本の一人当たりGDPは4万ドルを超えて、事実上米国と並ぶ。人口が多い国と比較すれば、90年以降、長期停滞が続いているが、それでも事実上世界一の水準である。一人当たりGDPが3000ドルで新興国の先頭を走る中国が、2万ドルになったとき、日本がたとえば6万ドルにならないと豊かな生活が実現できないといっているようでは、ジャパン・クールは色あせる。
(中略)
「成長とインフレが全ての怪我を治す」近代は終ったとの認識を共有することが改革の第一歩である。意識改革からはじめなければならない。 』

「新井信介 「京の風」 » 何が真実か? 今、進行していること。」より
そして、「では、自分はどうするか」ですが、
生きている今を、感謝し、出会う人との間に、少しでも多くの信頼関係を作っていくしかありません。その延長線上に、国家間の信頼もあるはずです。

そして、社会に役立つもの、人に喜ばれるものを、自ら作り出し、提供すること。それは、たった一つの、一瞬の笑顔でもいいことです。

今は、いずれ粗大ゴミになる、工業製品を遮二無二に作り出すことよりも、もっと、生きている生身の人間の、心と体を、喜ばせることのほうが大切でしょう。

(太字は全て引用者)

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by darsana-te2ha | 2009-05-28 23:47 | 世界情勢
2009年 05月 27日
北の核実験について一言。
 小泉元首相然りもっとひどかった安倍元首相然り、国内での自分たちの人気取りに北を利用することしか考えず、国益を考えたまともな外交をしてこなかった事のツケでしょ。

 アメリカの顔色ばかりうかがってる政治家も官僚も、また正義面して単純に大騒ぎするだけのマスコミとそれにのせられるだけの多くの国民、みんなまとめて反省したほうが良いように思います。

 60数年経った今でも、自分も含めたこの国の国民の頭ん中は未だ「12歳」のままなのでしょうか。
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by darsana-te2ha | 2009-05-27 00:37 | いろいろ感想文
2009年 05月 25日
しかし恐怖心を煽って大騒ぎするマスコミの手法には頭痛がしてきます。
 しかし新型インフル騒ぎすぎで経済に悪影響が出てきたと思ったら、いいタイミングで北の核実験。予想していたことはいえ、ここのところ恐怖心を煽りつつ大騒ぎを繰り返すマスゴミ、そのアホさ加減に見ていて頭痛がしてきますw。朝日新聞はボーナス40%減とか言ってるし在京キーテレビ局も軒並み赤字決算らしいし、視聴率や発行部数維持のためには背に腹は変えられず何でもやりますってことなんでしょうかね。長い目で見ると自らの首を締める愚かな行為にしか思えませんけど…。

 新型インフルなんかよりずっと死亡者数ガ多く身近な、国内の自殺者についてもっと大騒ぎすべきでしょ。こんなことは起きてほしくはありませんが、今回のインフル騒ぎの風評被害で経済的に損害を被り、それこそ自ら命を絶つような方が不幸にも出てきたらマスメディアは責任を持ってちゃんと報道するんでしょうか?
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by darsana-te2ha | 2009-05-25 23:14 | いろいろ感想文
2009年 05月 25日
閑話休題。お買い物話に絡んで通貨統合や移民合法化のお話を少し。


 今回は他所で書いた日記を元に肩の凝らない内容でちょっと書いてみます。
 先週末仕事帰りに原宿のforever21に初めて行ってみました。経営者は韓国系アメリカ人だそうですが、作戦なんでしょうけど1階の照明がコンビニみたいに妙に明るかったw。ディズプレイが古着屋さんっぽい。メンズは4フロア中一番上の4Fに。値段も古着屋並に安いも今回は欲しいものなかったです。その後はす向かいにあるGAPに行ったら春物Vネックセーターが3桁値段で思わず買ってしまいまひた。「残り物には服がくる(オヤジギャグ・汗)」ってとこかなw。ひとまずしまいこんで秋か来春に着るって感じすかね。実を言うと自分は日本人にしては腕の長い体型なので、欧米系輸入衣料にはけっこうお世話になってたりするんです。ナオミ・クライン氏にならってこういうグローバルブランド企業の製品はあまり買わないほうが良いのかもしれませんが…。

 本題とはずれますが、なんでもこの世界的不況でGAPは売り上げ落ちたものの営業経費節減で収益は予想より良かったとネット記事にありましたが、ここのところなんだかデザインのバリエーションが減ってる気がしていたのですが、事実そういうことだったみたいです。まあ、収入が減れば衣料品の支出を切り詰めるでしょうから、しょうがないんでしょうね。
米ギャップの2─4月期は減収減益、市場予測はわずかに上回る 2009年 05月 22日 12:34 JST| ビジネスニュース| Reuters


 本題に戻って、中国の旧正月から日数も経ったし中国国内の景気も回復傾向なのか、原宿も2月末ほどの閑散とした感じは無くなりましたね。ただ中国系含めたアジア系の人の数は昨年に比べるとやはり少なく感じます。個人的に感想ですが、原宿の人出に影響が出るくらい日本に対する中国の経済の影響力ってのは強まってるのでは。
 しかし高級志向の表参道ヒルズは金曜夜だというのに、給料日前ってこともあるんでしょうけど閑散としてましたね。ある意味日本の格差社会化の象徴みたいなビルですから、アメリカのバブル終了で日本や中国の高額所得者さんたちも財布のヒモが固くなってるのかもしれません。

 中国と言えば、最近近所のスーパーのレジで働く中国の人を見かけるようになりました。
 政財界の所謂構造改革推進派は外国人の移民の合法化を主張してますが、それが実現すると給与水準が日本の10分の1、20分の1の国の人たちの水準に、我々日本人の勤労者の賃金が下げ圧力にさらされるってことでしょうから、皆さんマスメディアや御用学者の言うことを鵜呑みにせず、よく考えていただきたいと思います。儲かるのは一部の経営者や大口株主と、そこから献金もらってる政治家さんだけって事になりかねません。

 同じことは、向こう2,3年でマスメディアを賑わすであろう東アジア共通通貨にも言えるようです。東アジアの通貨統合も、明らかにアジアの低賃金の国への生産拠点のシフトを加速させるだろうと思います。東アジア圏の平和と一体化は必要だと思います。しかしアジア全体の所得の底上げを図るとともに、日本全体でどうやって食っていくのか知恵を出し合って解決法を見つける前に安易に通貨統合を進めていくと、日本人の一般庶民の生活は益々苦しいものになっていってしまうと思います。
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by darsana-te2ha | 2009-05-25 16:03 | いろいろ感想文
2009年 05月 20日
竹中さん、同じことを国会で堂々とお喋りになれば?w
 数々のメディア上で熱く語っておられる竹中さん、是非国会の場で大いに主張してください。

 かねてより喜八さんも「竹中平蔵さん、国会に行ってください」とお書きになっておられますが、下記の動画を拝見すると私もその思いを強くいたします。


・policywatch | ポリシーウォッチ » 日本郵政への露骨な介入に政治的意図は在るのか?
http://policywatch.jp/hottopic/20090218/865/

・policywatch | ポリシーウォッチ » “かんぽの宿売却問題”の不可思議な点と小泉発言の真意
http://policywatch.jp/hottopic/20090307/946/

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 かれこれもう2ヶ月以上も経ってしまいますが、国会から招致もなされてるわけですし…

NIKKEI NET:政治: 衆院委、竹中氏へ出席要請より
衆院総務委員会は10日の理事懇談会で、郵政民営化の検証のため、元郵政民営化担当相の竹中平蔵日本経済研究センター特別顧問に、参考人として出席を求める方針を決めた。同氏が応じれば17日にも質疑する。「かんぽの宿」の譲渡問題などについて聞くため、野党が出席を求めていた。(10日 23:01)

関連記事

* 郵政民営化めぐり激論 国民新の亀井氏と竹中元総務相(3/1)
* 「かんぽの宿」、民営化5年後の譲渡は「竹中平蔵氏の指示」(2/5)
* 「かんぽの宿」譲渡白紙撤回 日本郵政、売却ルール策定検討(2/13)

 ここ最近、日本郵政の役員人事で西川氏サイドと鳩山総務相がおもめになってるようですから、竹中さんご自身のご主張を世間にアピールするには絶好のタイミングではありませんか?
 竹中氏のみならず、「かんぽの宿」の疑惑を是非お晴らしいただきたく西川日本郵政社長だけではなくオリックス宮内CEOも是非国会に足をお運びいただきたいものです。衆院は質疑が終わってるようなので、参院のほうに是非。参院の議員の皆様、色んな意味で郵政民営化の当事者であられる竹中氏を、是非お呼びいただき上記のようなご主張の中の疑問点について、大いに質問していただきたいと思います。

 「構造改革」のスポークスマンとして竹中氏が目立っておりますが、トカゲの尻尾きりにならないよう芋ズル式にその他の「構造改革」マンセー、ニッポン格差社会化マンセーな方々を引きずり出さないといけませんね。
 未だに高給をもらっときながら、社員をリストラして日本全体を更なる縮小均衡に陥れようとしてる愚かな経営者や、それを応援する政治家、エリート官僚、マスメディアの皆さん、下記をお読みになった上、首を洗って待ってなさい。

鳩山邦夫総務相の政治生命を決す日本郵政人事: 植草一秀の『知られざる真実』より
問題の根源にあるのは、日本郵政が株式会社形態に移行したことによって、「民営化」が実現し、これ以後は、「経営のすべてが日本郵政社長の西川氏に委ねられ、政治は一切、日本郵政の事業に介入すべきでない」とする、竹中平蔵氏の歪んだ「民営化」解釈である。

二つの大きな問題がある。

第一は、日本郵政の経営が株式会社形態に移行したが、株式の100%を日本政府が保有しており、現時点では、日本郵政が完全な国有会社であることだ。「株式会社に移行した以上、日本郵政の経営のすべてを、西川社長の一存で決することができ、政治は一切介入すべきでない」との竹中氏の主張は、完全な誤りである。

このような判断に基づき、日本郵政の経営が実行されてきたところに、根源的な誤りの原点がある。竹中平蔵氏の責任も明確に追及されなければならない。

第二は、したがって、日本郵政の人事決定に際しては、国民の利益を最大化する視点での検討が不可欠であることで、本来は、日本郵政幹部人事を国会同意人事とするべきだった。

(中略)

国会や政府による、「郵政私物化」を阻止するための強力な行動は、禁じられるべきものではなく、国民の利益を守るために推進されるべき「責務」である。

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by darsana-te2ha | 2009-05-20 22:58 | お金、政治
2009年 05月 17日
かんぽの宿売却問題で西川社長告発。これを受けて検察はどう動くのでしょうか?
 既にネット上では多くの方が取り上げてますが、かんぽの宿売却問題で西川社長告発だそうで。
 保坂議員のブログで告発のことを先日読ませていただいて、早くこのことについて書かなくちゃと思っておりました(「かんぽの宿、疑惑解明」の総決算の告発へ - 保坂展人のどこどこ日記)。

 週一回CIAと打ち合わせをするという検察庁だそうですが(← 藤原直哉氏がネットラジオの中でおっしゃってました)、今後どういう動きに出ますか? オバマ民主党政権に変わって、ネオコン主導からソフトパワー重視の現実主義主導に方針転換したアメリカらしいですが、その影響がどういうふうに出ますかね?
 これが小沢氏秘書の裁判の判決との取引材料になる可能性もあるけど、どうなんでしょ? とにかく日本郵政の株式上場をなんとしてでも凍結しないといけないと思います。

 下記によれば自民党内では菅氏がいわゆる「改革派」の立場で告発に対する批判をしてるようです(余計な話ですが、民主党の管氏と自民党の菅氏の字が似ていて、これに鳩山氏の名前が出てくると一瞬どこの党のこと書いてあるのか混乱しますねw)。

かんぽの宿譲渡問題 - Yahoo!ニュースより
かんぽの宿譲渡問題

日本郵政からオリックス不動産への一括譲渡に、金額が低すぎるとして鳩山邦夫総務相が反対。譲渡は白紙に。[関連情報]

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総務相 郵政社長の続投拒否も(15日) / 野党、日本郵政社長を告発へ(14日) ...

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by darsana-te2ha | 2009-05-17 14:31 | お金、政治
2009年 05月 13日
しかし、「不偏不党」という言葉がまるで忘れられてる日本のマスメディアですね。
 自分は民主党シンパでもなんでもないですが、小沢代表に対するマスメディア特にテレビの攻撃は酷くないですか。逆に小泉元首相や橋下大阪府知事へのチヤホヤぶりが又異常に見えるのですが…
 個人的には特に偏向ぶりの激しいテレ朝の報道番組の制作責任者を国会招致して尋問してほしいです。今さっき夕方のテレ朝の報道番組(やじうまプラス)を見ていましたが、小沢氏と党首選に出馬予定の鳩山氏に対する、映像と音響を使った見え見えのネガティブ印象操作にハラが立ちました。こんなもん作ってて恥ずかしくないのかね? 番組スポンサーの商品も買う気無くなるよ。

 マスメディアも、検察を始めとしたエリート官僚たちも、自分たちの既得権益を守るのに必死なんでしょうかね。

追記(5/17 PM6):NHKの「日曜討論」という番組も製作スタッフ、司会者ともども印象操作が酷いようです。あんま酷いと受信料払わねーゾ。
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by darsana-te2ha | 2009-05-13 17:56 | いろいろ感想文
2009年 05月 11日
陰謀系とはちょっと違う、経済を中心とした現状分析についてのオハナシ…
 下記の本論書いてる間に、動きがあって急遽冒頭にて触れさせていただきますが、小沢さん党首を辞めちゃいましたね。
 止むを得ない面もあるのでしょうか。
 次の党首が誰がなるかってのが大きいですね。個人的には長妻党首、連肪幹事長なんて選挙的にも面白い気がします。ただこの二人だと地方にはちょっと弱いのかな…(←無責任な思いつき妄想なのでお許しを)。 


 ということで、以下本論。
 今回の、経済を中心とした世界的な大きな変化について、所謂陰謀系の方々は、わりと悲観的に状況を見てられるようですが、今回はそれらとは一線を画す考え方の方々の文章から引用させていただきました。

 他人様の書いたもの引用してないで自分でちゃんと書けー、って声も聞こえそうですが…(苦笑)。
 自分の情報処理能力だと下記の方々のようにしっかりとした意見として発信できる確固たるものがまだ未成熟でして、お許しください。

「社説・第2の開国を!」より
日本社会の豊かさを保証したのは、自動車と家電を代表とする国内のグローバル企業による貿易収入である。特にトヨタ自動車は、もっとも日本的な企業として、国内市場はもちろん世界市場においても「俊敏なガリバー」のような動きで他社を圧倒し、国内に利益を還元した。年間売上高が21兆円という数字は、日本の国家歳入(売上げ)が80兆円程度であることを考えても、とてつもない数字だ。この売上げが金融恐慌で大幅に落ちる。

(中略)

これまでの売上げが1000だとしたら、これからは600しか売れない。4割減である。隙間にねじこんで市場を拡大するビジネスも、まだまだあるだろうが、戦後社会の本道を歩んできた産業は、4割のダウンになると考えるべきだ。そして4割でも生き延びられる道を模索すべきだ。毎年10%の右肩上がりの成長を期待することは出来ない。トヨタでいえば、600万台が実需の数であり、あとの400万台近くはバブルの部分であったと思うべきだ。これからの社会は実需の範囲で生産効率と品質を高めていくことがテーマになる。量的拡大の時代は終わって、質的充実の時代が始まっているのだから。

(中略)

もういちど日本全体のこととして考えてみよう。日本の豊かさは貿易による外資獲得で支えられてきた。トヨタの20兆円の4割が失われるとすると、その8兆円を、別な形で補完しなければならない。しかし、この8兆円はトヨタ自動車が復活して、再び1000万台を目指す進軍が始まるわけではなく、第2のトヨタが生まれてくる希望はもはやない。戦後日本ががむしゃらに邁進した活力は、すでに中国やインドに重心が移っているのは間違いない。

(中略)

2009年が不幸な世紀の始まりではなく、生き生きとした個人の時代が開始された年であることを願ってやまない。


 また、こんな見方もありました…
「新井信介のホームページ「京の風」: 自然から乖離した工業化の成れの果て。」より
まず、輸出主導型の日本の産業界は、 最早、復活できないのか? と、いう弱気の見方について。

いえいえ、とんでもない。
世界の人間がほしがる工業製品を作っているのですから、つぶれません。

まして、工業化の中でも、もっとも、環境対応技術を持っているのです。
ただ、社会のシステムが、 工業生産を優先し、個人の生命感覚を無視しているのが、問題なのです。

別の言葉でいうと、日本の農業や地域社会を犠牲にして、日本からの輸出を最高善にしたのが、間違いだったのです。

よって、今後は、より、人間性と身体性を重視した、グローバル化が、進められます。


(中略)

これまでの近代化の駆動力は、自然から乖離して、強者の発想ばかりでしたが、これに対し、魂の次元から、反省が始まっています。

そして、これまでは、弱者は、発展の邪魔者として排除されてきたのですが、今回の「文明転換」・・・サブプライム破綻後の本質は、これ ・・・ では、 

人間の意識は、 生きている自分の すぐ周囲の命とのつながり ・・・これは、現実に存在する実体です ・・・  に向かいます。

これまでの文明では、そうしたつながりを切ってまで、個人の 栄誉や財力 (これらは、人間の頭が考え出した架空のもの)を、求めさせてきたのです。
 
しかし、それが、破綻したのです。

 以上お二方とも同じような状況分析をされておりますね。
 いずれにせよ大きな転換点に我々が今いるってことのようです。そしてこの先は、私たちの状況分析ややり方次第で地球や人間にとってポジティブな方向へ進んでいける可能性も強いということのようです。

 日本の「改革派」が憧れるアメリカは、強欲な金融機関に乗っ取られた国家のようです(アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報 No.873 金融機関にのっとられた国)。
 ここ10年余「改革」を律儀に行ってきた日本も、既に似たようなものかもしれないけど、少なくともアメリカよりは多少マシだと考えたいです。持続可能な環境重視の社会ということを考えた時、全体としてのお金やモノが減るのは止むを得ないかもしれないけど、しかしこれ以上傾斜配分を強めて格差を広げることは阻止しないと。それこそ日本衰退の加速化になってしまうと思います。
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by darsana-te2ha | 2009-05-11 23:59 | 世界情勢
2009年 05月 10日
橋下大阪府知事に読ませたいw
 この期に及んでも、いにしえの小泉流改革手法を駆使してるためか、マスコミからおだてられてる橋下大阪府知事ですが、下記を是非読んでいただきたいw。

 しかし、あれだけ「自己責任」だの「成果主義」だのと大騒ぎしていたマスメディアが、此処にきて手の平を返したような態度なのはなんなんでしょうね? 下記を本気で主張するなら、橋下知事の言動のおかしさについてももっと取り上げるべきでは。
 まあ、こういう記事が広く読まれる土壌に戻りつつあるというのは、良い事なのかもしれませんけどね。

「性善説」経営 vs 「性悪説」経営。あなたの会社は?
プレジデント5月10日(日) 11時30分配信 / 経済 - 経済総合
より
X理論とは、単純に言うと性悪説である。人間は生来怠け者でできるだけ仕事をしたくないと思っている。従って大抵の人間は統制や命令、あるいは処罰で脅されなければ企業目標の達成に十分な力を出さない。また、普通の人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したがり、安全を望むという考えである。
 これに対しY理論は性善説である。人間は生来仕事が嫌いということはなく、条件次第で仕事は満足感の源にも懲罰にもなる。従って統制や命令、処罰だけが企業目標の達成に力を発揮する手段ではなく、やりがいのある仕事を与えれば人は自ら働く。また、普通の人間は条件次第で責任を引き受けるばかりか、自ら責任を取ろうとするという考えである。
(中略)
ところがY理論を採用しない人たちもいる。株主や投資家だ。経営者や従業員は放っておくと何をしでかすかわからないから内部統制を導入し、しっかり監視しなければいけないという考え方はX理論に通じている。
 だが、会社のすべてなど監視しきれるものではない。内部統制は企業の足かせになっているのが現状だ。

 また、経営者が短期的な成果を追いかけると、X理論的な方向へ行きがちになる。厳しいノルマを課し、裁量は与えず、目標を達成できなかったらペナルティで追い立てる。しかし、そんなやり方をしたら会社がおかしくなってしまう。
 先日、四半期決算を始めてから日本の会社はおかしくなったという趣旨の記事がブルームバーグ・ニュースに掲載されていた。ファイナンス情報の媒体でさえそういう主張をするのである。短期的な数字にとらわれてはいけない。


 一方、長期的な成果を求めれば、自ずとY理論による経営になる。典型的なケースが2002年に日本経営品質賞を受賞したネッツトヨタ南国であろう。

(太字は全て引用者)

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by darsana-te2ha | 2009-05-10 20:26 | お金、政治