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2006年 07月 16日
北朝鮮、金王朝安楽死の可能性。
 あくまでも個人的妄想ですが、今回のミサイル発射のあれこれを見ていて、中国は北を向こう5年ほどで、穏便な形でつぶすかもしれないなと思いました。北を残す限り、半島&日本でのアメリカ軍のプレゼンスが残ってしまいますし、北の暴挙をネタに日米が軍事力を高めようとする怖れが高いことが露呈しましたから。
 今後、アメリカが中東で追い詰められるのを見計らって、中国が北の金王朝を安楽死させる可能性が出てきたようにも思われます。
 以前書いたように、年内でロシア、イラン、ベネゼエラ等反米資源国家において、資源貿易の決済をドルからユーロ等他通貨へのシフトが完了するようで、2007年にはドル暴落の可能性が高まり、アメリカの覇権が弱まる可能性が高いようです。その間隙をぬって何か動きがあるかもしれませんね。

 下記を読んで、ちょっとそんなふうに思いました。
日本軍事情報センター「北朝鮮崩壊→大量難民恐れ 半島の「安定」最優先の中国」



 また、今回中国も北朝鮮に手を焼いたらしいことは、下記にありました。
「日本外交が試された国連非難決議案」

 北野幸伯氏によれば、中露とも現在、国連重視主義を目標としているそうで、アメリカのように一人暴走して各国から白い目で見られないよう注意をはらってるそうです。なぜなら両国は、アメリカ覇権没落を必然と見ていて、国連重視がアメリカ覇権没落後の世界でのイニシアティブを取ることを見越した戦術だからだそうです。
 今回困惑させられたミサイル発射問題によって、駄々っ子北朝鮮金正日体制を、早くにつぶそうという思惑が中国政府(共産党)内に出てきても、不思議ではないですよね。
 で、もしそのような思惑が中国にあるのなら、北朝鮮の生殺与奪権を、対米はじめ外交のカードとして使う可能性も高いですね。

by darsana-te2ha | 2006-07-16 17:40 | 世界情勢


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