2007年 11月 11日
地代を滞納し続ける米国大使館。それを許し続ける日本政府 都心の一等地である赤坂の大使館の地代を、なんだかんだイチャモンつけて滞納し続けてるそうです。 ![]() 地代踏み倒しの現責任者サン 植民地的略奪の年次改革命令書 郵政に続き医療や流通も かの年次改革要望書の件。まったく仰るとおりな内容…。他人(日本人)の稼いだ富を収奪することになんの痛みも恥じらいも感じていない基地害要望書。 小沢一郎民主党代表の「辞任表明」と「前言撤回」―――オザワが恐れるのは何者か? ~米国による日本メディア監視システムの実態~(続編) 神奈川県座間の米軍基地内に、日本のメディアの監視と、政治経済界への諜報活動を行う部署があるそうです。嗚呼植民地ニポン。 ヤンキー・ゴーホーム!と叫びたい(笑) 80年代終わりにアメリカは東海岸からやってきた、お父さんが大学教授だというそれなりのインテリジェンスを持ってたアメリカ人が、イスラエルはクレイジーカントリーだ、と当時言ってましたが、中東やここ日本での横暴ぶりを見るにつけ、今やアメリカもイスラエルに並ぶ基地害国家に成り果てましたな…。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-11-11 01:07
| 日米関係
2007年 11月 04日
「65年前とその本質が全く変わっていない英米支配層(アングロサクソン+ユダヤ)。-2」に引き続き、戦時中の高山岩男氏の著作からの引用の引用を中心に書かせていただきます。 米英的世界観の中心となるエッセンスである「自由」と「平等」の間にある矛盾についてを中心に、下記に引用します。 ![]() 「『大東亜共栄圏』の思想」 栄沢 幸二著 講談社新書より (P153~154より) 欧米的な個としての個人や国家を前提にした世界観は、環境問題や貧富の格差、戦争の問題等、今日あちこちでその矛盾と限界が現れているようです。65年前に、それらの問題を超克するための思想戦として大東亜戦争を捉えていたという高山氏が理想とした「別個の世界観」は、65年前には実現されることが出来なかったようです。しかし、まさに現代の我々が引き継がねばならない問題なんでしょうね。 (その宗教的世界観や実践から、欧米的な個の思想を受け入れがたかった、イスラム社会や、中国の庶民が信仰してきたという道教が、これからの世界観の改変の大きなキーになるであろうと、ここで何度か紹介させていただいた山手國弘氏が述べておられましたね。) 以下「65年前とその本質が全く変わっていない英米支配層(アングロサクソン+ユダヤ)。-4」にて、近現代のアングロサクソンの行動様式や資本主義の発展に大きく寄与したとされるプロテスタンティズムについて、補足的にちょっとだけ触れてみようと思います。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-11-04 13:13
| 日米関係
2007年 11月 04日
ちょっと間が開いてしまいましたが、「65年前とその本質が全く変わっていない英米支配層(アングロサクソン+ユダヤ)。-1」の続きです。 ![]() 前回ちょっと触れさせていただいたように、今回は高山岩男氏による戦時中の著作からの引用の引用(「『大東亜共栄圏』の思想」より引用しました)を中心に書かせていただきます。 以前ここで取り上げた石原莞爾氏とは違い、戦後も長く存命され、1993年に亡くなられるまで思想活動をされていたそうなので、今後その著作を読ませていただこうと思っております(先の大戦を思想面から先導した思想家として、終戦後はパージもされてしまい大変だったようですが…。確かにその思想を垣間見させていただくと、アメリカは嫌な顔をするでしょうね・笑)。 「『大東亜共栄圏』の思想」 栄沢 幸二著 講談社新書より (P154~156より) まったくおっしゃるとおり、っていう内容で、今日的な問題提起を含んでいるご指摘ですね。米英支配層の本質である利己性と、それゆえに内在する帝国主義志向がこの65年間何も変わっていないということなんでしょう。 米英的世界観の中心となるエッセンスである「自由」と「平等」の間にある矛盾についての考察は、「65年前とその本質が全く変わっていない英米支配層(アングロサクソン+ユダヤ)。-3」に続けます。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-11-04 02:05
| 日米関係
2007年 10月 27日
現金が無くても、親会社の株式の時価相場額を使って日本の企業(の株)を買えるようにした三角合併解禁は、コイズミ改革による日本経済「グローバルスタンダード」化の一貫として法案化されたものですよね。 で、結果として東証の平均株価の8倍前後をつけてるNYに上場してる株式会社を親会社に持つ企業のほうが、有利に日本企業の買収をかけられるようになったそうで。 先だっても日興コーディアル証券が三角合併方式でアメリカのシティの傘下に収まるべく買収されてましたね。 ![]() 先日書いた「これをもし本気で言ってるなら、財務省の情報分析力に疑いを持ってしまいますが…」にも共通する内容ですけど、ノーベル賞受賞の経済学者スティグリッツ氏の下記の発言を、日本の優秀な財務官僚がどこかで聞いていてもおかしくないし、理解出来ないとも思えないのですけどね(笑)。 ただ、先日発覚した財務官僚による集団婦女暴行事件などを見てると、彼らのアタマの悪さ、状況判断の甘さを強く感じてしまうんで、なんとも言えませんな(笑)。 以下、コロンビア大学のスティグリッツ教授(経済学)によるテレビ上での発言を文章にしたものだそうです。 もう4年目のブログ記事ですが、ここに書かれていることがまさに進行中ですね。 機関投資家の見るマーケットより ③日本の巨額な赤字財政を続けられるのはなぜか。日本の巨額な預貯金と、巨額なドル建て債券が、国家の財政赤字の穴埋めに使われているからアルゼンチンのように円は暴落することがなく、かえって高くなっている。日本が経常収支で黒字の間は財政も破綻することはない。しかし米国が経済破綻してドルが大暴落した場合、日本経済にも破綻がやってくる。中国も対米黒字国だが日本とは違ってユーロへのシフトは確実に進んでいる。対米黒字をユーロでヘッジしておけばドルの暴落も回避できるが、日本の政府・日銀は米国の脅しによってシフトができない。ならばせめて民間だけでもドルからユーロへシフトしておくべきだ。米国はそれを警戒して日本の金融機関を米国の資本で買収しようとしている。小泉首相や竹中金融大臣が日本の銀行や生保を米国に売り渡そうとするのも、日本の民間資金のユーロシフトを恐れているからだ。最終的には最大の金融機関である郵貯も民営化して米国へ売られる。しかしそんなことをしてもその前に米国は破綻する。 引き続き同ブログから、内容の順序が前後しますが引用します。 ①米国財政は極めて短期間に巨額の赤字を出すようになり、景気対策の名のもとに必要以上の減税が行われ、戦争と言う財政の大盤振る舞いが続いているが、こんなことが長続き出来る訳がない。米国の絶頂期の1960年代ですら、ベトナム戦争でバターも大砲もといった大盤振る舞いが「ドル暴落」のきっかけとなった。双子の赤字問題がいつまで表面化せずに続けられるのか分からないが、いずれ第2のニクソン・ショックが日本を始め世界に衝撃を与える。福井日銀総裁がドルを買い支えているうちに、出来る人は外債をドルからユーロ債に切り替えておいたほうが良いだろう。 外資による政治献金も自由化されたし、アメリカから還流した日本マネーのオコボレに預かれる、という旨みが一部の方々にはあるんでしょうね。責任ある立場にある筈の方でさえ、自分さえ儲けられれば日本全体のことなんか知ったこっちゃない、ってとこなんでしょうか。 (ブログ管理者注:上記記事にあるスティグリッツ教授のテレビ上での発言を直接視聴したわけではありませんが(=ウラをとってない)、引用元の内容を元にタイトルにスティグリッツ教授の名前も入れさせていただきました。) ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-10-27 14:47
| 日米関係
2007年 10月 21日
n様からのコメント情報によれば、去る10月18日に、アメリカさまから恒例の“内政干渉イニシアティブ(笑)”年次改革要望書が発表されたそうですね。 下記ブロガーの方が早くも邦訳されてます。 内容はと言えば、まったく余計なおせっかいつうか、相変わらず“オマエは何様か?”的利己的な要求の羅列じゃないでしょうか(苦笑)。 或る浪人の手記 2007年版「年次改革要望書」超適当訳 とむ丸の夢 年次改革要望書 「郵政民営化」部分の訳(10月22日夜追記) ![]() 米英を支配してる国際金融資本の親分たちであるアングロサクソンやユダヤの方々の、利己主義や選民意識は今日に始まったことではないようですが、戦前の日本人は彼らに対して、現在に比べると警戒心を持ってたようですけどね。戦後60年余にわたる洗脳の怖ろしさと、同時に手の平返したように変わってしまった我らが日本人の情けなさもちょっと感じてしまいます(逆に言えば、そのへんの変わり身の速さが日本の勁さでもあるんでしょうけど。外から見るといきなり方向転換することに恐怖を感じるのかもしれませんね(笑))。 冷戦期間中のアメリカが日本に寛大だったのは、日本が対共産主義のショウウインドウや砦としての役割ゆえだったからだそうです。1990年までの戦後45年間は日本にとって、いわば特殊な“モラトリアム”期であったのでしょう。ただおかげでその間に、終戦直後の焦土から世界2位、しかも1位のアメリカを脅かすまでの地位に経済的に成長する事が出来たわけですが…。 しかし、冷戦が崩壊し日本に気を使う必要のなくなったアメリカは、その本来の姿である牙を剥き始めたようですね(実際、国連の敵国条項に日本がまだ入ったままであるわけですし)。親米ポチ保守の方々は、冷戦期という特殊な状況下でのアメリカの姿を未だに追っているんでしょうかね。今のアメリカが本当の姿なのか、冷戦期のアメリカが本当の姿なのか、一体どちらなのでしょう…。 下記に引用したのは65年前の日本人による英米分析です。年次改革要望書のような、利己的な圧力をかけてくるアメリカ様が、当時とそのまんま当てはまってしまうところが実に空怖ろしいところですが。 引用文中にたびたび出てくる「大日本言論報国会」というのは徳富蘇峰氏が会長をしていた、対英米戦争の戦意高揚のための半官半民の思想家組織だったそうです。その思想を全て肯定するわけではありませんが、英米に対する分析は、現在にも通ずるなかなか鋭いものがあったように思います。 「『大東亜共栄圏』の思想」 栄沢 幸二著 講談社新書より (p157~158より) (P158~159より) (P151より) 最後の野村重臣氏による65年前の警告は、悲しいかな今現在、現実となって日本を覆ってしまいましたね。 上記で引用させていただいた「『大東亜共栄圏』の思想」の中で著者であられる栄沢幸二氏もおっしゃっておられましたが、英米の利己主義を批判し、東アジアでの彼らの植民地を解放するという大義名分がありながら、大東亜戦争に於いて日本は英米と同じ利己主義を東アジアの民族、国家に押し付けてしまった、というのもまた事実でしょう。 しかし、年次改革要望書のような、アメリカという強国による利己的で理不尽な要求に翻弄された経験を既に持ってしまったわが国は、逆にアジアの国々や民族が過去に受けてきた屈辱感を、理解するには良い経験になったのかもしれません。その経験も生かしつつ、世界のより多くの人々が希望や幸福をシェアできるような次の新しい人類史のステップに向けて、日本が経済的もしくは人的な貢献を出来るといいんですけどね。 以前ちょっとだけ触れた京都学派の高山岩男氏について、「65年前とその本質が全く変わっていない英米支配層(アングロサクソン+ユダヤ)。-2」に続けます。 (太字は全て当ブログ管理者による)
■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-10-21 02:13
| 日米関係
2007年 09月 02日
「『価値観を共有する日米関係』の欺瞞-本論-3」からの続きです。 引き続き「やきそばパンの逆襲」 橘川幸夫著 2004年河出書房新社刊から引用します。 経済(=カネ)だけが、そのパワーとアイデンティティの源泉になってる構造のアメリカという国家のシンドさ、とアコギさについてを中心に引用しました。 (p76~77より引用) 「そうなんだよ! ハワイがどうしてアメリカの州になったかというと、ハワイにあった白人のプランテーションの経営者たちが武装して軍隊化し、ハワイ先住民のコミュニティを軍事的にのっとってしまったからなんだぜ。もちろんアメリカ本土だって、ネイティブ・アメリカンの大地を軍事的に強奪したわけだからな。これは歴史上のことではなくて、今、中近東でアメリカがやってることは、同じことだ。アメリカは、自らの大地を持たないのだから、民族的国家観なんか、持ちようがない。自由とかいう抽象的な概念しかアイデンティティを主張する根拠がないんだ。それで、ハワイの民族が、なぜ、反乱を起こさないのかというと、アメリカの支配になって、物質的な豊かさが保証されたからだ。だから、逆に言うと、アメリカというのは、永遠に経済活動を成長させていかないと、あらゆるところに反乱の可能性を秘めているという共同体なんだよ。毎年売り上げを前年比以上に高めないと倒産してしまう企業みたいなもんだ。民族国家というのは、たとえ国家経済が破綻しても、民族そのものは残るんだ。(今のイラクを見ればよくわかりますよね。/引用者注)アメリカが経済成長のために、どんな無茶なことをしても国民が合意してしまうのは、自分たちが永遠の高度成長なくしては存在しえない経済民族であることを知っているからだ。日本とは基本的に国家の土台が違うんだから。アメリカと同じ政策なんか本来あり得ないんだよ」 ここで日本の話に戻ります。 (同書p78~79より引用) 「要するに、構造改革と言ってるが、これは明治以来の近代化そのものなんだと思う。構造改革によって、日本は合理的で実力主義の国際社会になるかもしれないが、反面、破壊される内部構造というものも悲惨なものになるだろうね」 民族派と国際派が自民党内でうまくバランスをとりあって、これまで両者の中間的な政策をとってきてものが、ここにきての民族派たる田中派(旧経世会)の弱体化によってバランスが崩れたなかで、国際派エリートに軸足を置いた清和会が推し進める新自由主義的な政策が前面に出てきてしまったんでしょうね。今回の参院選での小沢民主党の勝利は、民族派大衆からの巻き返しともとれるかもしれませんね(「『価値観を共有する日米関係』の欺瞞-本論-3」から読んでいただくとここいらのことはわかりやすいかもしれません)。 話を再びアメリカに戻します。勝ち続けてきたエリート国家アメリカと、民族国家である日本との関係についてです。 (同書P80より引用) 「アメリカの方法論というのは、日本に無茶な要求をして、それを素直に受け入れて隷属してくれればよし、逆に反発して満(この本の登場人物/引用者注)みたく単純な反米・嫌米になって牙を剥けば、叩き潰す口実になるから、それもよしという、どうやっても勝利以外はない強者の論理なんだ。ただ、このまま行くとアメリカはヨーロッパにおける英国のような同盟関係の意識を日本に要求してくるだろうから、国民は大きな選択を迫られるだろう。アジアの一員として生きるか、アジアの中の国際派の牙城となる道を選ぶかだ。アメリカにとって日本の戦後処理は大成功だったから、イラクも日本と同じように中近東における国際派の拠点にしたいのだろう」 この本が指摘するような国内の民族派大衆と国際派エリートとの対立という視点から見ると、今の安倍首相の志向はどっちつかずで中途半端ですね。私学出身だし、本来なら民族派のリーダーとして行動していけば安倍首相は、それこそ「日本のプーチン」になれたかもしれないのに、祖父・岸信介氏へのコンプレックスが強すぎるのか(笑)、国際派エリートを目指す言動が目立ちます。自分で自分の墓穴を掘ってるとしか思えないんですけどね(笑)。安倍首相のそんな中途半端なやり方ですと、日本の大多数の国民大衆も大きな損失を被ってしまうのではないかと心配になってしまいます。また、エリート国際派の系譜たる旧福田派清和会が選挙で幅広く支持を集めるには、カルト巨大宗教と、“勝ち組”経済界をバックにしたマスコミの大きな助け無しでは難しい、ということなんでしょうか。それもまた今の政府自民党の政策を、多くの国民から乖離した、ねじくれたものにしてるような気がします。 最後に本論とはちょっとずれた内容ですが、上記の「やきそばパンの逆襲」を読んで思わず笑ってしまったところを引用します(p77より)。 「僕、よくわからないんですけど、アメリカにあれだけ追随してる小泉さんが、なんでアメリカと戦った人たちをまつる靖国神社の参拝に熱心なんですか?」 ![]() ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-09-02 16:17
| 日米関係
2007年 09月 01日
「『価値観を共有する日米関係』の欺瞞-本論-2」からの続きです。 以前、キヤノンのコピー機「保守費」の理不尽や、アメリカという国家の特殊性についてその著書「暇つぶしの時代-さよなら競争社会 」を引用させていただいた橘川幸夫氏の、別の書籍からの引用です。日本とアメリカの国としての成り立ちや根本的なところでの価値観の違いについて、小説形式で複数の人物に語らせる手法を使って上手に解き明かしておられます。 「やきそばパンの逆襲」 橘川幸夫著 2004年河出書房新社刊 p73~76より まず、明治以来現在まで、近代化を進めていく中での日本に、少数の“国際派”エリートと、多数の”民族派”大衆との対立という大きな構造があることから入っていきます。 「小泉政権というのは、福田派(自民旧清和会→清和政策研究会・町村派/引用者注)の怨念が田中派(自民旧経世会→平成研究会・津島派/引用者注)の利権構造を破壊しようとしてることだな。これをもっと大きな枠組みで見ると、明治以来の国際派というエリート官僚たちと、大衆的な農民を地盤にした民族派との対立構造があるんだ。国際派の背景にあるのはアメリカであり、メッセンジャーが竹中平蔵なわけだ。国際派は一貫して西洋近代思想を日本に導入することによって、日本の大衆意識を変えようとしてきた。」 以上のような少数エリートと多数派大衆というピラミッド構造は、日本は勿論のことその他の伝統的民族コミュニティに乗っかった近代国家であれば、どこでも同じような構造なのではないでしょうか。ただアメリカだけは、伝統的な民族コミュニティというものに縛られていないということで、国家の構造やあり方が日本を始めとした民族国家とは違っている、ということが書かれています。 「イラク戦争というのも、民族派の親分(ボス)であるフセインの排除という構造だな」 以下、引き続き「やきそばパンの逆襲」をネタに、「価値観を共有する日米関係」の欺瞞-本論-4」に続けます。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-09-01 01:44
| 日米関係
2007年 08月 24日
「『価値観を共有する日米関係』の欺瞞-本論-1」からの続きです。 タイミングよく下記のようなメルマガ記事がありました。 ロシア政治経済ジャーナル No.473 「★反米の砦・上海協力機構の求心力」より つまり、SCO(上海協力機構)には、無神論・キリスト教・イスラム教・仏教の国々がいる。 過去の実利を元にした柔軟な外交が実は世界の安定、日本の経済のためには役立っていたということでしょうね。またそれを可能にする多様性への対応が出来る価値観というか文化的伝統が日本にあった、ということでしょう。 ところが、90年代以降の経済の混乱から来る自己反省と、アメリカ礼賛に洗脳された方々が日本のトップを占めることで、そのような日本の外交、経済姿勢を悪とするコンセンサスが出来上がってきてしまったんですよね。ま、そのへんの変わり身の速さも日本的っちゃあ日本的なんですけどね(笑)。 日本よ、アメリカと一蓮托生で破滅の道に向かう無かれ、であります。 2010年頃に起こるであろうドル暴落とそれに続く政治経済の混乱によって、アメリカはヘタすると連邦制が崩壊して一部の州が独立(例えばハワイとかカリフォルニアとか)なんて事態も起こり得ると個人的には妄想をしておるのですが…(^^ゞ 「価値観を共有する日米関係」の欺瞞-本論-3」に続けます。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-08-24 13:03
| 日米関係
2007年 08月 19日
![]() 先だってちょっと触れました「『価値観を共有する日米関係』の欺瞞」の本論を書き始めたいと思います。 今回は「ぼくらに英語がわからない本当の理由」という本の引用を中心に書かせていただきます。 著者である岩谷宏氏は、英語の翻訳のお仕事をされてる中で、英語と日本語の間にある大きな溝、いうなればそれぞれの文化が持つ物事の価値観の大きな差に気が付かれたかれたそうです。 モノや人との関係がお互いが不可分で影響し合い、変化、生成していくことを前提にしたあり方を「事(こと)」と呼び、反対にモノや人が、無であるところの空間に独立して存立することで、相互作用や変化を認めないあり方を「物」としておられます。前者が日本語のバックにある価値観・世界観であり、後者を英語のバックにあるそれらであると喝破しておられます。 以下紹介させていただく氏の著書の中で、日本は元来、「事」を前提とした世界観を持っており、逆にアメリカも含めた欧米では「物」としての世界観を持っていて、そこには大きな価値観の断絶というか矛盾があると、氏の専門である言葉を媒介に自論を展開しておられます。 「ぼくらに英語がわからない本当の理由」 岩谷宏著 P13~14より引用(太字=引用者) なぜI am boy. ではいけないのか。日本語では当然「ぼくは少年です」でよい。 引き続き同書 p15~16より引用します(太字=引用者)。 で、じゃあ、日本語で(事ではなく)物を指示したい、という不心得物がおったら、そいつはどうすればええか。驚異的な発見であるが、日本語ではそれは不可能なのである。 最後に出版社のサイトにある、この本の推薦文から引用します。 「ON BOOK」サイト内 ■本書を推薦します 「日本人必読の名著、25年ぶりの復刻を心から慶びたい」 金谷武洋/モントリオール大学東アジア研究所日本語科科長 より引用(太字=引用者) 本書は、英語と日本語の根っこを支えている発想がいかに違っているか、そしていかにその違いが指摘されないできたかを訴える力作である。その発想の違いこそが「僕らに英語が分からない理由」なのだ。全体として秀逸な「英語を鏡としての日本文化論」になっている。絶版になって久しかった名著が25年を経て復刻されることを心から慶びたい。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-08-19 15:55
| 日米関係
2007年 08月 04日
2005.9.11の衆院選での小泉自民党の圧勝と、それに続く従米売国派前原党首の下でオカシクなった民主党と、ここ1~2年の日本の政治状況はまったく困った状態でしたが、今回の参院選で、どうにか最悪の状態からは脱したかのように見えます。 首相に居座ったままの空気の読めないブザマな安倍首相ですが、これもひとえに小泉首相による自民&日本破壊の結果であるという立花隆氏のご意見に納得してしまいました(立花氏は時々ピント外れなことをのたまって疑問を感じることもあるんですが(笑)、今回のご意見には納得できました)。 そんな安倍首相が良く口にする「価値観を共有する日米関係」の欺瞞について、検証をしていきたいと思っておりますが、あれこれ多忙で仕事が一段落した時点でちゃんと書かせていただきたいと思ってます。 80年代の中曽根内閣から本格化し始めた売国新自由主義化路線、ここに極まれリな今日この頃ですが、日本の政治状況をおかしくしている大きな原因の一つである(共産党宮本氏もその一人だと思ってましたが、今回の氏のご逝去で今後共産党が市民レベルでマトモな物事の判断をしていただける党になってくれるといいんですけど…)中曽根“長老”の一日も早い影響力低下の日を、個人的に望むものであります…。 ■
[PR]
▲
by darsana-te2ha
| 2007-08-04 17:46
| 日米関係
|
アバウト
カレンダー
検索
カテゴリ
全体 世界情勢 お金、政治 シオニスト・ネオコン 日米関係 日中関係 いろいろ感想文 趣味 目に見えないコト 中東 世相 ウイークリー日記 ふしぶじ新語辞典 イベント 憲法問題 選挙 マスメディア 未分類 MESSAGE
TWITTER@te2ha 貿易決済を漸次、ドル建から円建に。 在日米軍の即時撤退を。 憲法論議はその後からで良いのでは。 御所を京都へ戻そう。 脱米入亜、東アジアでいきまっしょい。 この際、経団連本部と首相官邸、大手新聞やテレビの本社を米国大使館内に移設ってのは如何(笑)。 ・以下よく訪問する お気に入りのサイトです。 ・植草一秀の『知られざる真実』 ・藤原直哉のインターネット放送局 ・代替案 ・「副島隆彦の学問道場」 ・経済コラムマガジン ・Tokyonotes 東京義塾 ・★阿修羅♪ ・報道写真家から2 ・日本を守るのに右も左もない ・田村秀男の経済がわかれば、世界が分かる ・保坂展人のどこどこ日記 ・晴耕雨読 ・国際情勢の分析と予測 ・喜八ログ ・新井信介のホームページ「京の風」 ・ビル・トッテン関連情報(耕助のブログ) ・xor ・BenjaminFulford ・日本軍事情報センター ・すり替えられた規制緩和,内橋克人 ・アメリカべったり、日本はどこへ 京都大学教授 本山 美彦 ・三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」 ・Native Heart ・ラジオあさいちばん「ビジネス展望」 フォロー中のブログ
以前の記事
2010年 09月 2010年 06月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 10月 最新のコメント
最新のトラックバック
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||